イギリス時間: 6月3日 23:30
今日はあいにくの曇り空だったということもあり、家から一歩も出ずにぐうたらした生活をしていました。明日からは本格的に論文への取り組みを開始するつもりなので、今日が最後のぐうたら日・・・のはずです。
さて、今回の総括では、推薦図書の紹介をしたいと思います。FIMBAに入る前に読んだ本と入った後に読んだ本とごちゃ混ぜになっていますが、それぞれの本についてどういう場で活用できたかということに触れていますので、参考にしていただければ幸いです。
まずはスポーツビジネス関連の書籍です。
1.
「Jリーグ」のマネジメント―「百年構想」の「制度設計」はいかにして創造されたか 著者:広瀬 一郎 Jリーグの成り立ちとその後の10年について理解するための必読書です。スポーツイベントが巨大ビジネスとなったロス五輪とその後の発展などにも触れており、スポーツビジネスの入門書としても読める一冊だと思います。FIMBAのエッセイやプレゼンをやるにあたり、何度か本書から引用しました。
2.
Jリーグの挑戦とNFLの軌跡―スポーツ文化の創造とブランド・マネジメント 著者:佐野 毅彦、町田 光アメリカで最も成功しているメジャースポーツといわれるNFLと、Jリーグを含むフットボールの仕組みやコンセプトの違いについて読みやすい文体で簡潔にまとめてあります。アメリカと欧州との地域密着や社会貢献のスタンスの違い、スポーツの役割の違いなども読みながら知ることができます。この、アメリカ型vs欧州型というテーマは、リーグの競争率やクラブの二極化といった、Football and Financeで触れるような内容を理解する上で非常に重要です。もちろん本書だけでは足りませんが、きっかけとしては良い一冊だと思います。
3.
トップスポーツビジネスの最前線―「勝利」「マ-ケット」「普及」のトリプルミッション 編著:平田 竹男、中村 好男 トップスポーツビジネスの最前線-スポ-ツライテングから放映権ビジネスまで 編著:平田 竹男、中村 好男、いわさき ちひろ トップスポーツビジネスの最前線―勝利と収益を生む戦略 編著:平田 竹男、中村 好男 私が買った時講義の行われた年度をベースに2冊に分かれていたのですが、今は3冊になっているようですね。しかも値段がちょっと高い気が・・・。それでも様々な業界の著名人がビジネスについて分かりやすく語っているこの本は必読です。講義形式で書かれているので少々読みづらさを感じる部分もあると思いますが、逆に肩に力をいれず読めるというメリットもあります。スポーツビジネスと一口に言っても、実に多岐にわたるプレーヤーがいるということを理解することと、その中で自分がどう生きるのかということを考えるのにも役立ちます。エッセイやプレゼンでの使用はほとんどありませんでしたが、絶対に読んでいただきたいシリーズです。
4.
スポーツMBA 編著:広瀬 一郎スポーツビジネスの概要からマーケティング、IT、法務、HRと主にクラブの観点でビジネスに必要なものを網羅している一冊です。エッセイやプレゼンで活用できる類の本ではありませんが、この手の本が日本ではおそらく出たことがないということと、おおまかにクラブのビジネスの要点を理解するという点で読んでおきたい一冊です。あわせて
プロスポーツクラブのマネジメント―戦略の策定から実行まで 著者:武藤 泰明もオススメです。
5.
アディダスVSプーマ もうひとつの代理戦争 著者:バーバラ・スミット 訳者:宮本 俊夫簡単に言えばスポーツビジネスにおけるビッグプレーヤーたる2企業の歴史について語られているのですが、何よりその内容の濃さと、スポーツビジネス界におけるプレーヤーの相関図が見えるということでオススメしたい一冊です。欧州フットボールビジネスに興味があるのであれば、この本は必ず読むべきだと思います。もちろんエッセイなどに使える要素はほぼ皆無ですが、
W杯ビジネス30年戦争 著者:田崎 健太とあわせて読むと、業界のアウトラインやビジネスの実際を知る上で非常に役立ちます。
FIMBAへの入学が決定していて、時間があるという方は、以下の3点を読んでおければなお良いと思います。ただ、日本での入手は難しいので、こちらに来てから読むのでも全く遅くはありません。
- The Football Business (David Conn)
- Football Inc. (Craig McGill)
- The People's Game? (Stephen Morrow)
コネタとしては Football Confidential (Kevin Mousley他) という本が面白いかもしれません。
つづいて、娯楽本の類として読んでおいて役に立ちそうなものです。
1.
ぼくのプレミア・ライフ 著者:ニック ホーンビィ、訳者:森田 義信イングランドの熱狂的なフットボールファンというものを知るために読んで欲しい一冊です。Fever Pitchというオリジナル(洋書)もあるので、そちらを読んだほうが良いかもしれません。
2.
CDブック フットボールの英語 Total Book 著者:カール・R・トゥーヒグ参考に読む本というよりも、近くにおいておいて暇なときにぱらぱらと見るような感じのものですが、フットボールのゲームで聞かれるファンの応援歌(Chant)やスラングをここまでしっかり紹介している本は他にないと思います。シーズン前にこれで余計な知識を増やして、アンフィールドやグディソンに乗り込むと良いでしょう。
3.
川淵三郎 虹を掴む 著者:川淵 三郎色々意見はあると思いますが、現在の日本フットボール界のトップが自分の言葉でJリーグの成り立ちとその思いについて書いているということで、個人的にはフットボールビジネスに関わろうと思うのであれば是非読んでおくべき本だと思います。
4.
サッカー批評(全般) 双葉社出版されているサッカー誌の中でも非常に内容の濃いもので、中にはプレゼンのネタになるような記事が多くあります。私も4冊ほどこちらに持ってきていますが、暇つぶしにも知識の習得にも役立つ良い雑誌だと思います。
その他、事前準備のために、
グロービス・マネジメント・インスティテュートのMBA本シリーズを読んでおき、苦手なものは持参すると良いと思います。私はファイナンス、マーケティングの2冊にはかなりお世話になりました。アカウンティング、人材戦略なども日本語での参考文献として持ってくると良いかもしれません。
また、イギリスという国そのものに関する書籍を読むのも良いと思います。私の場合は故・森嶋通夫先生の本はかなり楽しんで読めました。もちろんその知識がそのままどこかで生きるか、というのは分かりませんが、知っておいて損はないですし、コースメイトとの話題のネタにもなります。話題のネタという点では、やはり音楽や映画も良く話に出てきます。映画が好きな人は邦題だけでなく英語の題名も知っておくと良いでしょうね。
さて、次回は現段階での私の個人的な感想を述べて、総括の第一弾を終えたいと思います。
1年前はこんなこと書いてました:
2006年06月03日 準備コース9週目終了準備コースも前半戦が終わり、という頃でしたね。だいぶ慣れてはきていたと思いますが・・・。
posted by gouk at 07:52
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FIMBA総括