2007年06月28日

一時帰国中

日本時間: 6月27日 25:00

とりあえず、25日に無事日本に到着したことをここでお知らせしておきます。疲労で全くブログを更新する気にならず、サボっていたためにご心配をおかけしたかもしれません。失礼しました。

帰国してあっという間に3日が経過しましたが、順調に和食を貪っています。初日にはすき焼き、2日目はとんかつとラーメン、そして今日3日目には居酒屋でおいしい料理と贅沢三昧です。

贅沢といえば、ほぼ毎日のように日本のサッカー産業に携わる方々とお会いできているということです。今日も欧州クラブの日本マーケティングで実績を残している会社の方とお話し、インターンと修論に役立つ多くの情報とアイディアをいただくことができました。もちろん、いただいてばかりではどうしようもないので、是非近いうちにお返しをできるようにしたいと思っています。

日本の暑さと少々の時差ぼけのために結構体調的には参っていますが、たった2週間の滞在を有意義に過ごせるように頑張ります。


1年前はこんなこと書いてました:
2006年06月27日 水筒ブーム
この悪ふざけエントリで、準備コース内で「あいつは計算高い奴」という本性がバレ噂が流れたらしいという話もあります・・・。

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2007年06月24日

プレミアリーグ史上最高のストライカー

イギリス時間: 6月23日 24:00

今日のトップニュースは「アーセナルのキャプテンでエースストライカーのティエリ・アンリ(29)が移籍金40億円でバルセロナに移籍」というもので、ニュース番組ではスポーツコーナー以外でも大きく取り上げられ、アーセナルのホームスタジアム周辺に集まったファンが映し出されていました。昨年移籍決定寸前まで行きながらアーセナルへの残留を表明し、生涯アーセナルとも言っていた選手の突然の移籍発表は驚きと共に取り上げられました。

また、英国紙のフットボール記者およびTVのコメンテーターなどが登場し、ティエリ・アンリの移籍を「イングランドフットボールファンにとって非常に残念な出来事」とし、「プレミアリーグ創設以来、史上最高のストライカーだといって良いだろう」と話していました。彼の後任については「彼の代わりなどいない」ために「アーセナルは非常に難しい局面を迎えることになるだろう」とのことでした。もちろん、ファンの見方としては、サポートしているクラブによって誰が「史上最高」かなんてことは違ってくるわけですが、アンリはライバルチームのファンにもその実力とキャラクタに敬意を払われていた選手でもありました。

フットボールビジネスの観点から言うと、この移籍はアーセナルにとって非常に大きな痛手で、一方のバルセロナにとっては益々ビジネス拡大の機会を得られたというところでしょう。スター選手の存在は特に海外のファン基盤拡大のために大きな意味を持ちます。特にアジアでは選手への興味がクラブそのものへの興味よりも大きいといわれており、そのためにクラブへの忠誠心の高いファンを生み出すのが難しいといわれています。そういった意味でも、良い選手は多いものの、アンリを除くと今ひとつ存在感の薄い選手が多いアーセナルに対し、バルセロナには今、世界的な名選手が4人も5人もいるわけで、彼らが力を入れている日本、中国の市場開拓には追い風となることは間違いありません。

しかし本当に驚きで残念なニュースでした。"You never know what happens in football" とは良く言ったものが、悪いサプライズばかり聞くような気がするのは気のせいでしょうか。(もちろん、今回の件はスペイン側にとっては朗報でしょうけれど)


ところで、実は明日から2週間ほど一時帰国します。論文と現在のプレイスメントで行っている業務のために、関係者の方々にお話を伺うことが目的です。本当はゆっくりできる一時帰国が良かったのですが、日にちも限られているということでかなり忙しい日々を送ることになりそうです。そんなわけで、ブログの更新は不定期になる可能性があります。ご了承ください。


1年前はこんなこと書いてました:
2006年06月23日 ひもの屋(目黒)
帰国したら和食三昧!と思っているのですが、ぺヤングとかモスとかも食べたい貧乏性の私もいます。

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2007年06月23日

買収騒動の続くプレミアリーグ

イギリス時間: 6月22日 24:30

プレイスメントも2週間が終わり、だいぶスタッフともコミュニケーションをスムーズに取れるようになってきました。肝心のプロジェクトの進捗はまだまだ物足りないところがありますが、それでもたくさんの方々のご支援のおかげで少しずつアイディアが出始めては来ています。

さて、今日は先日イギリスで大きく報道されたニュース、マンチェスター・シティの買収を含め、クラブの買収騒動についてお話します。

ここ数年でプレミアリーグのクラブが投資家(多くは外国籍)の買収対象となるということが増えています。まぁ、イギリス人オーナーであっても実際の居住地や運営会社の住所は税制の緩いどこかの島国だったりするので、純粋なイギリス資本と呼べるクラブは元々実は多くないという話もあるのですけれど。

海外からの買収といえば代表的なのがロシア人大富豪のロマン・アブラモビッチ氏によるチェルシーの「スター軍団化」です。投資目的という話と、単純に趣味と生活拠点の移動のためにやっているという話と色々あるようですが、巨額の私財を投じて大赤字もなんのその、の力技でクラブを50年ぶりのリーグ優勝や欧州チャンピオンズリーグでベスト4まで進むなどの実績を残しています。ロシアン・マフィアなどと揶揄されたりもしましたが、チーム強化にあまり口を挟まず、お金だけを淡々と出し続けているスタイルには、ファンもかなり好意的な印象を持っているようです。クラブの買収額は1億4000万ポンド(今の為替で約3500億円)とも言われています。

続いて大きな話題になったのは名門マンチェスター・ユナイテッドの買収劇でした。アメリカ人投資家のマルコム・グレイザーがおよそ8億ポンド(およそ2兆円)でクラブの全ての株式を手に入れ、上場を廃止した挙句に自身の買収に用いた借金の一部をクラブに振り替えるなどし、いまだに多くの反感を買っています。毎年値上がりするチケットは明らかにファンを軽視しているとも見られる行為で、こちらのケースではファンとオーナーの関係は非常に悪いと言えるでしょう。

そして先日、プレミアリーグのビッグ4のうち、3つ目の買収例となったのがリバプールFCです。買収額は2億1900万ポンド(およそ5500億円)といわれていますが、これに加えて莫大な新スタジアムの建設費用を持つという話もあり、総額ははっきりしていません。リバプールFCは非常に保守的なクラブでもあり、これまで多くの栄光を得ていながらビジネスの面で他のビッグクラブに比べて弱い部分が多いように見えますが、アメリカ人の投資家グループによる買収後、オーナーの息子が経営に参画することが決まっており、今後どのようにスタンスを変えていくのかが見ものでもあります。ファンの意見としてはネガティブな意見も聞かれましたが、意外と賛成の意見も多いようです。私の周りのリバプールサポーターは大部分が買収に賛成で、理由は「他のクラブに財政的に太刀打ちできなくなったから、流れ的に仕方ない」という考えが根本にあるように見えました。

また、残る1つのビッグクラブ、アーセナルも買収の噂が耐えません。先日、海外からの資本注入を受けるかどうかでボードメンバー内で意見の相違があり、長くクラブに尽くした副会長がクビになるなど、クラブ内は混沌としているようです。ここ数日の報道では、外資注入に対して断固拒否の構えを見せていた会長が、その態度を軟化させたと言われていますが、これは他のビッグクラブが全て強力な資本力を持つことになったことと、新スタジアムの建設費用でかさんだ借金の負担をすぐにでも軽くしたいという願いからではないかと思われます。

ビッグクラブのほかにも、ポーツマス、アストン・ヴィラ(6200万ポンド)、ウェストハム(8500万ポンド)といったチームも買収されました。さらに、今進行中なのがインド人投資家によるバーミンガム・シティの買収、元タイ首相のタクシン氏によるマンチェスター・シティの買収、イギリス人ビジネスマンによるニューカッスル・ユナイテッドの買収、そしてプレミアリーグから降格してしまったチャールトン・アスレティックの買収など、実に多数に渡っています。このまま行くと、プレミアリーグの半数以上のクラブがほんの数年のうちに買収されることになりますが、個人的にはそこまでの魅力があるかという点で今ひとつ見えないところがあります。

例えば、今報道で一番取り上げられているマンチェスター・シティの買収劇では、総額8000万ポンド(およそ2000億円)と言われていますが、私達がファイナンスのクラスで行った「もしマンチェスター・シティを買収するのであれば、いくらの評価を下すか」というディスカッションでは、軒並みこの金額以下(1000万ポンド〜4000万ポンド)という評価でした。もちろん素人の私達の評価でしかありませんが、(1)同地域内に強力(すぎる)ライバルがいる(ファン基盤の拡大に障害)、(2)ファンのロイヤリティがここ数年で落ちてきている、(3)新スタジアムの保有で多額の借金を抱えている、(4)マネジメントが優秀とはいえない、という4点から低評価を下す人が多かったと記憶しています。

ファイナンスの授業を教えていたRory教授曰く「フットボールクラブのバリュエーション(価値評価)は、推測で決めなければならない要素が多々ある。通常の企業評価の手法はほとんど役に立たず、多くの場合はファン基盤の規模と強さ(ロイヤリティ)、固定資産、所属リーグの将来性、降格のインパクトなどが検討材料となる」とのこと。ビッグ4はともかく、それ以外で買収騒動が上がっているクラブの多くは降格圏で苦しんでもおかしくないクラブであり、そのレベルのクラブだと選手への投資をするにもなかなか成績とリンクしないことも多く、ギャンブル性が高まります。事実、昨季買収されたウェストハムはアルゼンチンの2大若手選手を買収と同時に買いましたが、ギリギリで降格を免れたという戦いぶりでした。そういった意味でも、ここ数年の「買収ブーム」は、私には今ひとつ目的(どうやって最終的に利益を得るのか)が見えづらいわけです。


1年前はこんなこと書いてました:
2006年06月22日 敗退
あれから1年ですか・・・。

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2007年06月22日

癖のある英語

イギリス時間: 6月21日 23:30

昨日貼った動画に多少反応があったので、今回は”元スカウスな人”をご紹介します。リバプールFCのキャプテン、スティーブン・ジェラード選手です。



こちらは前回と比べて非常に分かりやすいですね。しかし彼も試合に出たての頃はとても強い訛りで喋っていたようです。さすがにビッグクラブのキャプテンともなればメディアへの露出も多くなるということで、メディアトレーニングを受けて綺麗な(?)英語を喋るようになったのだとか。

プレミアリーグには選手だけでなく監督も様々な国からきているので、試合前後の会見を見ていると癖の強い英語がたくさん聞けてなかなか興味深いです。チェルシーのモウリーニョ監督はポルトガル人なので巻き舌の強いあちら系の訛り、日本でも良く知られているアーセナルのベンゲル監督は強いフランス訛り、かつて戸田選手が在籍したトッテナム・ホットスパーの監督、マルティン・ヨルも、オランダ訛りなのか分かりませんが癖のある英語を喋ります。

海外から来た監督だけでなく、選手と同様イギリス国内出身の人も癖の強い英語を喋ります。マンチェスター・ユナイテッドを率いるサー・アレックス・ファーガソン監督はスコットランド訛りですし、ウィガンを率いていたポール・ジュウェル監督はリバプール出身の所謂「スカウサー」なのでやはり非常に早く聞き取りづらい英語です。

YouTubeやBBCで公開されているインタビュー映像などで探せば、色々な違った英語を聞くことが出来ると思います。英語を勉強中の人は激しく凹む可能性があるので、くれぐれも閲覧にはご注意を・・・。


1年前はこんなことを書いてました:
2006年06月21日 テレビ放送の都合(2)
ダバディ氏も触れている「チーム強化と商業的成功のバランス」ですが、現在はオシム監督になってから商業的成功の面で苦戦を強いられていますね。選手にフォーカスした取り上げ方でなく、チームそのものが応援の対象となれば良いのでしょうが・・・。

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2007年06月21日

ネタがなさすぎ

イギリス時間: 6月20日 24:15

ネタがないのか、自分がブログを書く気力がないのかは分かりませんが、もう何もないのでこれだけ貼っておきます。

リバプールの訛り「スカウス」を喋るジェイミー・キャラガー選手(リバプールFC)。以前より随分分かるようにはなりましたが、やっぱり全部は無理です・・・。



1年前はこんなこと書いてました:
2006年06月20日 モチベーション
モチベーションの原動力って色々あるんだなぁ、とこの1年アップダウンを繰り返して実感しました。もちろん個人差はあるのでしょうが、私の場合は責任の大きさと時間的拘束、そして難易度がモチベーションを左右する肝のような気がします。

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2007年06月20日

イギリス的

イギリス時間: 6月20日 24:30

先ほど書きかけの記事がブラウザの不正終了で消えてしまったので、簡潔に書き直します・・・。

このところプレイスメントで平日はイギリス人の皆さんと一緒に生活しているもので、えらくイギリス的な状況に触れることが多くなりました。そんなイギリス的な出来事を適当に箇条書きでご紹介します。

・ 多少雨が強くても傘はささない

・ 多少寒くても半そで

・ 駅の券売機はもう2日ばかり故障中

・ 電車が割とランダムに到着

・ 電車では降りる人がいても出口付近を広くあけたりしない

・ 業務開始時間が決まっていても割とランダムに出社

・ 「サンドイッチ屋のオヤジが来た!」は社内共通の合言葉

・ 音楽聞きながら仕事

・ タバコの休憩時間がかなりフレキシブル

・ スーパーの店員同士がノンストップでおしゃべり

・ スーパーの警備員がおしゃべりのため入り口をふさぐ

このところ天気も不安定でイギリス的になってきたので、食事までかぶれないように気をつけたいところです。


1年前はこんなこと書いてました:
2006年06月19日 テレビ放送の都合
それにしても色々な意味で後味の悪いワールドカップでしたなぁ・・・。

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2007年06月19日

成績発表

イギリス時間: 6月18日 24:00

今日は午前中のみプレイスメント先のオフィスに行き、午後は大学で調べ物をしつつ作業をしていました。今週中に色々準備しておかなければいけないことがあるので、結構小忙しくなるような気がします。さらに日本から頼んでおいた本が5冊ほど届き、混乱に拍車をかけるばかりです。

さて、今日は大学の成績発表デーということで、学内イントラのシステム経由で個人の成績発表がありました。正午に発表になるとのことで、12:30頃にアクセスしたら重すぎて開かず。13時頃に再度試してみたところ、うまくログインまでは出来ても成績を表示しようとすると「あなたの成績はまだ公開できない状態です」とか言われるという、相変わらずのイギリス仕事振り。大学のシステムでは寮の申し込みや学費の支払いなど、ことごとくトラブルに見舞われた私はそれはもう落ち着いたもので、即刻諦めて友人と昼飯をのんびり食べに行きました。予想通り、正常にデータが表示できるようになったのは、15時前のことでした。

で、成績ですが、課題がほとんど戻ってきていたのでわかってはいましたが全部通っていました。フットボールのモジュールだけで見ると平均スコアが67%くらい、Distinction(優)になる70%には届きませんでしたが、自分ではまぁ満足の行く成績でした。あとは論文を頑張って、できればそちらでは Distinction を取りたいものです。

アカデミックな英語に関しては、やはり準備コースに5ヶ月かけたことがベースとなり、最初からそれなりにできていたようです。FIMBAが始まってからも、グループワークやネイティブの学生のエッセイなどから言い回しや構成の仕方など多くを学んだおかげか、だいぶ成長できたと思います。論文に向けて少し自信がもてるようになりました。

しかし、より実践的な日常会話やビジネス会話については、まだ苦労しています。プレイスメント先でプロジェクトについて話す分にはあまり問題ないのですが、ふとした日常会話や、多少専門からズレた時のビジネス会話にはおおいに悩まされます。言い回しのボキャブラリの少なさと、リアルタイムでテンポ良く理解・発言する能力がまだまだ足りないということなのでしょう。プレイスメントを通じてこのあたりを強化できるようにしたいものです。


1年前はこんなこと書いてました:
2006年06月18日 英国的センス
イギリスの美術館のネタでした。ちなみに、無料のものが多いイギリスの美術館・博物館ですが、近頃(また、という話のようですが)有料化の話も出ているそうです。一度有料化するとイギリスのことなのでバカ高い金額になりかねません。なにせロンドン地下鉄初乗りが1000円の国ですから・・・。

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2007年06月18日

プレミアリーグの隆盛について

イギリス時間: 6月17日 24:30

ここ3〜4日はひどく悪天候だったのですが、今日は暖かく晴天に恵まれました。かといってアクティブに外に出るでもなく、近所のスーパーで買い物した以外は家の中で炊事や洗濯をしたりして、多少論文のリーディングを進めたくらいで割とのんびりした一日をすごしました。

そしてネットを巡回していたらこんな記事を見つけました。

プレミアリーグ成功の理由(スポーツマーケティング探求記)

こちらは、スポーツニュースでおなじみのスポナビが提供している「スポナビ+*」の中で、実際に業界で活躍している方を中心にした”セレクトブログ”の一つです。実際に現場を知る方々のブログということで、私も頻繁に見に行っています。

この記事はプレミアリーグ誕生と、現在までの発展を非常に短くまとめていて、概要を掴むには良さそうなものです。が、どうしても気になることがあるのでここでコメントします。

スタジアムも老朽化が進んでおり、1989年には立ち見席の混雑が原因でリバプールファンが96人も圧死する事件が発生。サッカーは危険なものだという印象がイングランド中に強く植え付けられた(ヒルズボロの悲劇)。

プレミアリーグ成功の理由(スポーツマーケティング探求記)

「ヒルズボロの悲劇」は1989年、シェフィールドにあるヒルズボロスタジアムで起こった、英国のスタジアム事故の中でも最も大規模なものです。スタジアムの老朽化は確かに問題ではありましたし、”直接の死因”はリンク先で書かれているように「立見席の混雑」なのですが、おそらく英国人でこの事故を「混雑が原因でおきた事故」と見る人は皆無ではないかと思います。

当時スタジアムにおり、ヒルズボロについても著書を持つ、FIMBAのRogan Taylor教授に言わせれば、事故の根本の原因は、以下にあげるようなスタジアムのセキュリティ体制の不備をはじめとする多くの要因が合わさったものだということです。

1. 当時スタジアムのセキュリティを担当したダッケンフィールド警視正のリバプールファンへの”偏見”が招いた稚拙な群衆整理(スタジアムの入場口を通常時の半分以下に規制し、ファンの入場遅れを知りながらゲートの開放もキックオフ時間の変更もしなかった)

2. 前年度の同スタジアムでの試合でも立見席の異常な混雑があったにも関わらず対応しなかったFA

3. スタジアムの老朽化、およびファンの安全を元々考えていなかった設計(手すりや鉄柵の配置、指示看板やライトの不足など)

これらの要因が重なり、結果的にある一つの立見席エリア(鉄柵で囲われ、pen と呼ばれていました。つまり”檻”と表現されていたわけです。)にだけファンが集中してしまい、警視正の指示の遅れが96人もの死者を出したといわれています。

(この事故についてはRogan Taylor編著のThe Day Of The Hillsborough Disaster: A Narrative Accountが、そして短いものではDavid Conn著のThe Football Businessが詳しいです。お気軽に読む分にはWikipedia英語版のHillsborough Disasterが良いかもしれません)

また、リンク先の記事ではスタジアム改築が税金でまかなわれたと強調されていますが、現実には税金のほかに、チケット代の値上げと株式上場による資金調達など、スタジアムの増改築の必要性を理由にファンの懐を痛めていったという面も多くあります。プレミアリーグの開幕に伴って昔からのファンは高騰するチケット代のせいで試合に行く事が出来ず、ファンの質がガラリと変わっているという指摘も多くの本で書かれています。ヒルズボロの悲劇を調査した、Lord Justice Taylorのレポート”Taylor Report”では、スタジアムの安全性向上が謳われていたということは良く知られていますが、同時にこのレポートを口実にクラブがチケットの値上げを推進しないように釘を刺していることはあまり知られていないかもしれません。

ヒルズボロの悲劇で多くのファンが犠牲になったリバプールFCのあるリバプールに住み、その事故から本格的にフットボールを生業とするようになったRogan Taylor教授(Lord Justice Taylorとは無関係です!)の元で勉強をしている学生として、少し補足をしたいと思います。


1年前はこんなこと書いてました:
2006年06月17日 渡航日決定
学費や生活費をマイレージ付クレジットカードで払っていたら、また特典航空券がもらえることになりました。バカになりませんねぇ。

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2007年06月17日

休息

イギリス時間: 6月16日 25:00

プレイスメントが始まってから初の週末、ガッツリ昼まで寝てやるぞと意気込んでベッドに入ったものの、ここ数日の早起きの習慣のせいか8時に目が覚めてしまいました。仕方ないので起きて、メールの整理だとか教授との面談で得た情報の整理だとかをしてから、街まで出て行きました。

久しく土曜日に市街地まで出て行くということをしていなかったので、あまりの混雑振りに驚きました。土曜の日中ってこんなに人いたのか・・・と思うのと同時に、このバカ高い物価の国でこれだけ外食とショッピングに興じる人が多いことにある種の羨ましさも覚えました。

そんな中、私は閉店大セール実施中のデパートでスーツケースを新調し、ものの1時間も居ないで帰ってきました。人ごみって疲れますよねぇ・・・。

帰宅してからまた色々と作業をしていたら途端に眠気に襲われ、1時間ほど昼寝をと思ったら思い切り3時間ほど熟睡してしまいました。プレイスメントは実にストレスのたまる、結構精神的にキツい仕事なのですが、それが予想以上に蓄積されていたのかもしれません。久々に長い時間寝て、少し回復したような気がします。

ところで、全然関係ない話ですが、先日イギリスのTV番組でこんなことがあったようです。

冷たい視線を浴びてタレント発掘ショーの舞台に立ったブオトコが魂に響く熱唱、2000人の大聴衆を感動の渦に(なんでも評点)

リンク先では番組の映像も公開されていますが、容姿が良いとはいえない中年男性が、いわゆるオーディション番組に登場し、素晴らしい歌声を披露して先入観を見事に打ち破ったという話です。私もこの番組を以前ちらっと見たことがあるのですが、そのときは中年のおば様がアイドルになりきって振りつきで歌い、踊っている中、観客から壮絶なブーイングを浴びているという状況でした。いたたまれずにすぐにチャンネルを変えましたが、このリンク先のようなこともあるのですねぇ・・・。


1年前はこんなこと書いてました:
2006年06月16日 脳トレ
今もまだ流行ってるんでしょうか、脳トレ・・・。

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2007年06月16日

資本金の90%無償減資

イギリス時間: 6月15日 25:00

プレイスメントも1週間を終え、ストレスに悩まされながら多少頭の中の情報を整理でき始めてきました。しかしプロジェクトにはまだまだ必要な情報も多く、来週もまた苦労しそうです。

さて、今日は少し前の記事ですが、こんなのを取り上げてみます。

東北ハンドレッド 90%減資で債務解消 提言骨子 (河北新報)

経営検討委員会において、無償減資を”多額の累積欠損金の消去と、経営上必要な資金確保のためには最も現実的な方法”ということで、妥当と判断したそうです。委員長の佐々木知廣氏はベガルタの市民後援会会長だそうですが、なんで経営検討委員会のトップが後援会の会長さんなのかは良くわかりません。Googleでこの方のバックグラウンドを探してみましたが、ちょっと良くわかりませんでした。

しかしこれで株主としては、保有株式の価値が10%に落ち込むわけですよね。投資先の経営が健全化されるというリターンがあるものの、それをリターンと言っていいのかどうか。今後のクラブの運営に関する方向性をしっかり示した上での減資であれば良いのでしょうが、以前のように闇雲に早期J1復帰を目指し、”J1に上がれば経営は改善する”という考えの下に経営が続くようだと、結局その場しのぎの対応でしかなくなる可能性はあります。まずは経営に通じた人材の確保と長期的プランの立案、その後減資というオプションの検討をすべきではないかと思います。

まあ、ニュース記事からは提言の内容がはっきり見えないのでどうにも言えませんが、これで本当に経営が改善されることを願って止みません。


1年前はこんなこと書いてました:
2006年06月15日 虹を掴む
最新号のサッカー批評で、実に興味深い内容の川淵氏インタビューが載っているようですね。

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2007年06月15日

論文の面談

イギリス時間: 6月14日 24:30

今日は論文に関する面談があるため、プレイスメント先には午後出社すると伝えていたのですが、教授との行き違いがあったために面接時間が遅れてしまったため、結局出社せず家からメールやら電話やらしていました。オフィスにいけなくなったことを連絡すると、「明日じゃあミーティングしよう」なんて普段言わないことを言われました。まあ、1週間経つので簡単にレポートする必要があるのかなと思ったのですが、よくよく聞いたら私のプロジェクトの責任者が来週まるまる休暇でいないとのことで、寝耳に水もいいところでした。というわけで、明日はレポートだけでなく、来週いっぱいの予定についても話し合うことになりそうです。休暇なんて最初から分かってたろうになんで教えてくれないのかと思わなくもありませんが・・・。

話を少し戻して論文の面接について書きますが、教授とは大学で会う予定だったのがなぜかどうしても会えず、結局教授のご自宅までお邪魔することになりました。30秒でおいしいラテ/エスプレッソを入れる方法、というのを旅慣れた教授らしい手つきで説明してもらったり、やたらとくだけた雰囲気の中、1時間以上も話すことができて、かなり考えもまとまってきた感じがします。

今回の面談の主題は、関係者へのインタビューで聞く内容について、でした。そこから発展してどのように論文の軸を設定するか、議論の発展をどういうプロセスに基づいて書いていくか、ということについて色々なアイディアをいただきました。実に様々なエリアをカバーしつつ、1つのコアトピックを掘り下げていくということが必要になるので、リーディングを早く進めておく必要性を改めて感じました。

教授は「例えばこういうケースが・・・」といってご自身の経験を話してくださったのですが、とても論文のネタに使えるようなものではなく、あまりに濃すぎて「それって社外秘じゃないの!?」と思うようなものが多く、実に興味深い面談でした。中と外とのギャップって、どの企業にもあるのでしょうが、それにしてもフットボール産業はそれが顕著な気がします・・・。


1年前はこんなこと書いてました:
2006年06月14日 試験結果発表
FIMBA第2セメスターの成績が18日正午に発表されるそうです。何も落としてなければ良いのですが・・・。

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2007年06月14日

The Apprentice 最終回

イギリス時間: 6月13日 22:45

プレイスメントは知恵熱の新記録を毎日更新するかのように分からないことだらけで大苦戦していますが、フットサルの友人などに助けてもらいながら何とか少しずつ情報を整理しています。しかし世の中知らないことばかりで、自信喪失中・・・。

さて、今日はほぼ毎週楽しみに見ていたBBCのTV番組「The Apprentice」の最終回でした。この番組は以前も軽く触れましたが、1万人以上の応募者の中から選ばれた16人の候補者が、イギリスで最も有名な起業家の一人である Sir Alan Sugar の元で高給のポジションを得るために競い合う、というものです。これまで10週にわたり2チームに別れてのコンペが繰り広げられ、先週は残り5人になったところで人事面接を行い、3人が落選となりました。この落選の時の決め台詞 "You're fired!" というのがなんとも癖になるんですね。いつも厳しい口調の Sir Alan が時折やさしい言葉をかけつつ "You're fired" という時もあったりするのもまた良かったりするんです。

そして今回は最終回。2名残ったということで、1対1のコンペでもやるのかと思いきや、なんと今までクビになった候補者から8名が戻ってきて、それぞれ4名ずつが最終候補者とチームを組んでタスクをこなすという展開でした。久々の再会に驚きながらも、以前のように揉め事もしながら協働していくのは多少なりともジーンとくるものがありました。結局、私が応援していた候補者が残ったのですが、今回は最終回ということもあり、Sir Alan のセリフも fired!(クビだ!) ではなく hired(採用だ!)でした。

内容のほかにすごいなと思ったのは、BBCの編集です。Sir Alan が "You're hired!" といった後、勝者のインタビューやら敗者のコメントやらなにやらあるのかなと思ったら、勝者がそれこそ2分くらい番組全体の感想を述べただけで終了、視聴者に最終回の余韻を残させない実に淡白な幕切れでした。もしかしたら「その後」的特番があるのかもしれませんが、あまりのあっけなさに驚きましたよ。日本の番組だったら勝者の発表は翌週の最初になっていてもおかしくない感じです。この辺もお国柄なんでしょうかね?

これで唯一楽しみにしている番組が終わってしまいました。次は何を見ようかなぁ・・・。


1年前はこんなこと書いてました:
2006年06月13日 ニンテンドーDS Liteゲット
ほとんど稼動していないDSですが、何か面白いソフト出てたりするんでしょうか・・・?

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2007年06月13日

イギリスにおける受付の仕事

イギリス時間: 6月12日 22:30

プレイスメント2日目にして、7年前に初めてイギリスで仕事をしたときのことを思い出しました。思い出したきっかけは1通のメール、それが届いたのは午前10時頃でした。

------------------------------
To: All Staff
From: ビルの受付の人
題名: なし
本文:
Sandwich man is here!
------------------------------

これってどこも同じような文化なんですかね?以前の職場でも受付から全社員宛てに「サンドイッチ売りのおっさんが来てるぞ!」という連絡が毎日入っていました。そんなの全社員宛てのリストに送るなよ!と思うのですが、今回2度目の体験ということで、イギリスではこれが普通のことなのかもしれませんね。

仕事のほうはというと、今日は少し打ち合わせをする予定だったのに、打ち合わせの相手が会社に来ず、結局一人でアイディアの整理をして終わってしまいました。夕方くらいには思い切り行き詰まり、かなり知恵熱が出てしまいましたが、明日はその辺りを打ち合わせで解決できればと思っています。

ところで、先日リバプールにいらしていた、留学前に随分お世話になった方から絵葉書をいただきました。リバプールでお食事をご一緒したのですが、帰国前にわざわざロンドンから送っていただいたようです。下の写真がそれなんですが、なかなかステキな絵葉書なのでご紹介します。

BritishBeer.jpg

クリックして拡大しても良く見えないかもしれませんが、大きなビールの絵の下には、以下のように書いてあります。

Units Language Level
1 pint No change to your English
2 pints Your English goes up a level
3 pints Your English goes up a level
(but the grammar disappears)
4 pint You become very fluent,
but start mixing English with your own language
5 pints You discover you can sing in English,
and are brilliant at karaoke
6 pints You suddenly know lots of taboo words in English
(fortunately, no-one else seems to understand them)
7 pints You can't speak English at all
(and also forget your own language)
Over 7
(DANGER ZONE)
 You start speaking American English

この辺のものが面白いと感じるのは、私がイギリスに感化されたからでしょうか・・・?

日本+リバプール訛りのブリティッシュ・イングリッシュで明日も頑張ります。


1年前はこんなこと書いてました:
2006年06月12日 更新ナシ
これはドイツでオーストラリア相手に大敗した日ですね・・・。

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posted by gouk at 06:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 留学生活
2007年06月12日

プレイスメント初日

イギリス時間: 6月11日 22:30

今日はものすごく良い天気で、さらに日差しが強くバカみたいな暑さに見舞われた一日でした。プレイスメント初日ということもあり、少し早めに起きて気合を入れて準備をしましたが、この強い日差しのおかげで割とすっきり目覚めることができました。さらに今日は10時に行けば良いということだったのでまずはのんびり朝食を摂り、メールの整理をして、しまいには昼食のサンドイッチまで作ってから出発しました。

そういえば、駅で切符を買ったときに面白いことに気づきました。自販機で購入(日本のように親切ではありません)したのですが、1日往復券で2.45ポンドでした。と、そこで割引カードのオプションを選ぶのを忘れていたことに気づいたので、やり直してみたところ、割引オプションをつけると同じチケットが16.00ポンドと表示されたんです。

この割引チケットはYoung Persons Rail Cardといって、最大3割引まで適用されるといわれていて、今まで鉄道の切符で割高になったことは一度もなかったのですが、なぜか6倍以上の金額を請求され、かなり驚きました。後ろに人が並んでいるのに驚いてしばし固まった後、思い切り吹き出してしまいました。いやぁ、まさか高くなるとは・・・。

さて、オフィスでのことを少しだけお話します。到着してから前回面接をやった方と会ったのですが、私が期待していたようなプロジェクトの概要を決めるミーティングなどはなく、ただ5分程度でガーっと説明され、あとは他のスタッフを一気に紹介されただけで、個室に閉じ込められて作業をしていました。途中何度か様子を見にきてくれたり、他のスタッフも面白がって声をかけにきてくれたのですごく助かりましたが、かなり静かな出だしというところで、やっていたことは非常に地味な内容でした。

先方からプロジェクトの説明がなかったということもあり、進め方は思いのほか自由に出来そうな感じです。とりあえず今日は課題に対してどうアプローチすべきかという点についてまとめて、いつの間にかタイムアップとなりました。

しかし緊張と暑さ(部屋がやたら暑い!)のせいで帰宅してからはクタクタでした。まだ始まったばかりなのでしばらくはこういう感じなのでしょうが、平行してリーディングなども進めなければいけないので、少々不安もあります。


1年前はこんなこと書いてました:
2006年06月11日 PHPのアンケートプログラム
このプログラムは今回の論文でも出番がある・・・かも?

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posted by gouk at 06:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | プレイスメント
2007年06月11日

忙しくなります

イギリス時間: 6月10日 24:00

明日からプレイスメント開始なので、平日はかなり忙しくなりそうです。9時〜17時の通常勤務に加え、もちろん論文の準備を平行して進めていく必要があり、おそらく8月初旬のプレイスメント終了までは精神的な面でもかなり苦労することになると感じています。海外で働くのは初めてではありませんが、日本人が一人で放り出されるというのは初の体験なので、若干弱気になっている部分もありますが、まあ何とかこなしてこようと思います。

プレイスメントの職場には電車を使って通うことになるわけですが、8週間 x 5日で計40往復チケットを買うのもバカバカしいなと思い、駅の窓口で定期券について聞いてみました。すると、1ヶ月で50ポンドだとのこと。私の場合は2ヶ月になるので、100ポンドかかることになります。ちなみに1日の往復チケットは2.50ポンドで、これを単純に40倍すると100ポンド。つまり、定期券を買わなくても値段は変わらないんです。

日本では定期券の割引率が非常に高いので確実に定期券を購入したほうが安いわけです。その頭があったので「ちょっと、高くない?」と言ってみたのですが、「土日も使えるんだから安いだろう」と言われました。ならばと「鉄道の割引カード持ってるんだけど、安くならないの?」と聞いてみたところ、「定期券自体が割引サービスだから、他の割引カードの併用は出来ないよ」とのこと。というわけで、土日の使用がない私には全くメリットがないことが分かりました。毎朝往復の切符を買うのは若干面倒ではありますが、途中行かない日もあるだろう(論文の準備の都合で)ということもあり、定期券の購入は見合わせることにしました。もっと安く済むかと期待したんですけどねぇ。

では、頑張ってきます。


1年前はこんなこと書いてました:
2006年06月10日 のんびり休日
FIFAが協賛した映画「GOAL!」を見たという話でした。”誰にもオススメしない映画です”と明記していましたが、昨日ロンドンからお迎えしたゲストも同様の感想で少し安心しました。(笑)

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posted by gouk at 08:09 | Comment(2) | TrackBack(0) | 留学生活
2007年06月10日

フットボール談義

イギリス時間: 6月9日 22:30

昨日のエントリに書いたとおり、今日はロンドンからのお客さんを迎えて、昼間から飲んだくれようフットボールについて真剣に話し合おうというということでした。このところ快晴が続いていたリバプールですが、今日も引き続き良い天気に恵まれ、真夏のような日差しが一日中照りつけていました。まさに飲んだくれフットボール談義日和です。

リバプールのライムストリート駅という玄関口で待ち合わせ、その足で簡単な市内中心部の観光をし、先日リバプール在住の方から教わった「教会をパブに改装したお店」というなんとも罰当たりなところでビールを飲みながらしばし歓談しました。前回お会いしてから結構日数がたっていて、お互い卒業を控えた身とあって色々状況に変化があったこともあり、実に色々な話題が出てきました。

その後、FIMBAコースメイトのタカと合流、3人で大学のそばのパブで日差しが痛いほど照りつける中、ビールを飲みながらアホ話フットボールについて熱く語り合ったのでした。”どこも似たような話があるんだなぁ”ということがあったり、あるいは”それだけは絶対に分かり合えない”というような意見の相違があったりしましたが、実に楽しい時間でした。

実際ふざけた話も多かったのですが、やはり各々がフットボール界について思うところを出しあって、それについて真剣に議論するというのは非常に建設的で有用な時間だなと再認識しました。特にビジネスにフォーカスしたFIMBAに対し、より学術的なアプローチが多いバークベックというように、コースのスタンスが異なるために考え方も多少違っていることがあり、新鮮さがありました。こういう議論がこれからも、皆がそれぞれ実践の場で活躍するようになっても出来ることが理想的ですね。

今度はロンドンでまた熱く話が出来るのを期待しています。


1年前はこんなこと書いてました:
2006年06月09日 送別会
これはイギリスに発つ人の送別会でしたが、このところイギリスを発つ人達の送別会ばかりしています。

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posted by gouk at 06:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 留学生活
2007年06月09日

ネットワーク不調と近況

イギリス時間: 6月8日 21:00

このところ夜も更けてくると突然ネットワークの調子が悪くなり、インターネットに接続が出来ないという状況が続き、2日連続でアップできませんでした。復旧できないものかと再起動したりネットワークケーブルを変えたりと色々やってみたのですがダメで、結局一晩寝ると直っているという良くわからない状況です。そんなわけで、2日ぶりの更新です。

といってもあまり大きなイベントがないんですね、最近。昨日は他のMBAコースの友人が料理を振舞ってくれるということで、うちに集まって食事をしていましたが、食事はおいしくて話も楽しかった、というすごくありきたりな話しかありません。

そもそもここ最近は自宅からあまり出ていないので、ネタがないのはそれが一番の原因だったりします。じゃあどんな生活をしているのか、というと、こんな感じです。

・ 朝はそれなりの時間には起きてます。

・ 朝食はしっかり食べてます。

・ 読書をしようと努力しています。

・ PCで「水曜どうでしょう」を見てます。

・ Google Analyticsを導入してみました。

・ OpenPNEを導入しようとして諦めてみました。

・ ドライフルーツなどという、日本にいた頃には全く興味のなかったものを定期的につまんでいます。

・ ついでにオーガニックオレンジジュースなどというものまで毎朝飲んでいます。

・ 冷蔵庫の飲み物が勝手に減っていかない環境って素晴らしいです。

・ 住まいが変わると人間変わるものだなぁ、と実感しています。


とまぁ、要するにグダグダとしていつつも、割と贅沢な感じの毎日を送っているわけです。食事もしっかり摂っているので体調も良いですし、何よりのんびりさせてもらってるので精神的なストレスがあまりありません。

と、そんなことを言っていても、月曜日からはいよいよプレイスメントが始まります。プレイスメントは平日9時〜5時の勤務になるので、正直悠長なことはしていられません。しかも、どれだけ自分が出来るかということに不安はありますし、簡単に言うとビビっているので少しソワソワし始めています。また、8週間のプレイスメントをこなす間に論文のリーディングやインタビューも進めないといけませんし、結構焦ります。

ところで、明日はロンドン大学バークベック校の大学院でフットボールビジネスを学んでいる”いた”さんとリバプールでお会いする予定で、今から楽しみで仕方ありません。以前お会いした時は何かとバタバタしてたので、今回はどっしりと落ち着いた感じでフットボール談義が出来ればと思います。


1年前はこんなこと書いてました:
2006年06月08日 ワールドカップ開幕間近
そうでした。ドイツW杯の予想は”本命:ブラジル、対抗:イングランド、ポルトガル、大穴:スイス”というものでしたが、かすりもしませんでした。でもスイスは結構いいとこ行くと思ったんですよねぇ、本気で。

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posted by gouk at 04:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 留学生活
2007年06月06日

スポーツ選手長者番付

イギリス時間: 6月5日 24:40

今日はリバプールのアートギャラリーなどという、私に全くそぐわない場所へ足を運んでみました。ギャラリーそのものがアートに関心のある人たちの社交場なのだなということを知ることができたこと、加えて意外と写真とかって見てみると面白いということが分かったのは発見でした。あと、アートイベントのオープニングって、ただでお酒飲めるらしいですよ、一般的に。

さて、今回のエントリではタイトルにもあるように、スポーツ選手の長者番付に関する記事をご紹介します。

The 2007 Fortunate 50 (Sports Illustrated)

アメリカのスポーツ選手を対象にしているため、サッカー選手は一人もランクインしていません。

1位はゴルフのタイガー・ウッズ。実に1億1200万ドル(約135億円)近くも稼いでいます。サッカー界で一番稼いでいるといわれているベッカムがスポナビの2006年11月の記事ではスポンサー収入1900万ポンド(約42億円)+レアル・マドリーでの年収600万ポンド(約13億円)で、約55億円というところですから、実に倍以上の稼ぎです。恐ろしい・・・。ちなみベッカムが対象になっていれば、4位にランクインしていました。

ベッカムの年収はアメリカに行って増えるのではと思います。一つは年俸そのものが上がっていること、さらにアメリカで人気が出ればより高額なスポンサー収入が見込めるはずです。しかしトップスポーツ選手は稼ぎますねぇ・・・。


1年前はこんなこと書いてました:
2006年06月05日 テスト1日目終了
FIMBAでの筆記試験は大失敗もいいとこでした。

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posted by gouk at 09:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 留学生活
2007年06月05日

FIMBA総括 その7

イギリス時間: 6月4日 23:00

なんだかネットワークの調子が悪く、昨日はアップできませんでした。というわけで、この記事は翌5日の日中にアップしています。

さて、今日は総括シリーズの最終回ということで、私の個人的な感想をとりとめなく書いていこうと思います。あくまで個人的な感想なので、一意見として読んでいただければありがたいです。なお、特に注意がない限り、これは6月4日現在のことです。


● 費用について

MBA留学への投資はバカになりません。時間的にも金銭的にもかなりかかります。具体的に言えば、FIMBAの場合は授業料だけで約300万円、生活費が家賃込みで月10万と安く見積もっても、全部で400万円超かかるわけです。加えて教材費やコースワークでの遠出の際の旅費、さらに本場のフットボールをスタジアムで見るための予算などを含めると、ゆうに450万円〜500万円くらいにはなります。さらに、FIMBAは他のMBAのように「終わったら高待遇の就職が待っている」ということはあまり現実的ではありません。”1年間留学して楽しかった”で終えないように、投資をどういったリターンに変えるか、ということはしっかり考えておくべきだと思います。


● MBA=人!

個人的に、リターンをどこに求めるべきかといえば、MBAを通じて知り合う人々ではないかと考えています。総括その2で書いたとおり、MBAの最大のメリットは人脈形成にあると思います。もちろん、授業を受け、課題をこなすだけでも相当なフットボールビジネスに関する知識は身につくので、FIMBAに参加することだけでも十分に意義がありますし、実際に日々の仕事で生きるのはモジュールで得た知識がベースとなることが多いのかもしれません。しかし、コースを通じて築くネットワークは、仕事だけでなくプライベートに関しても大きな意味を持ちます。さらに、今後益々グローバルになっていくであろうフットボール産業において、世界各地にコンタクトポイントがあるということは実に素晴らしいことです。

コースメイトの存在は、ネットワーク形成におけるコアだと思います。そしてそのネットワークを強くするのも弱くするのも、コースでの自分の過ごし方次第です。欧米系の友人の中には、学校でほとんど発言しないアジア人の学生を”にこやかで良い人達だが、何を考えているのかは正直なところ良くわからない”と評する人もいます。積極的にコースメイトとコミュニケーションを取り、授業にも参加することで、徐々に仲良くなっていくというのは、日本でも海外でも同じことだと思います。言葉の壁を感じることもあると思いますが、怖気づかずにコミュニケーションを取れるかどうかが肝です。


● 英語の上達

留学というと一般的にこういうことがあるのかもしれませんが、英語の上達は、同じ時間同じ土地で過ごしていようと、人によってばらつきがでます。FIMBAのコースメイトにも、英語がほとんど上達していないのでは、という人もいます。第2セメスターの後半になっても”授業を受けても良く聞き取れない”とか”意見を求められても何も答えられない”とか。こういった状況を避けるためにどうするか、アジアにもビジネスで何度も訪れ、多くの留学生を見てきたRogan教授に言わせると、「とにかく英語だけを使って生活する努力をしろ」という当たり前の回答が返ってきます。ネイティブの学生とのコミュニケーションを増やしたり、テレビやラジオでリスニングと語彙を強化したり、とにかく自分で工夫してやらない限り、本当に使える英語を身につけるのは難しいでしょう。こんなことを偉そうに書いている私も、実践的な英語力がしっかり身についたかといわれるとまだ自信がありません・・・。


これでひとまず現時点でのFIMBA総括を終えたいと思います。本当なら「FIMBAをやって本当に良かった」とか分かりやすい感想が書けると良かったのですが、実際のところこれから修士論文と就職活動という2つの大きな山場が残っているので、その辺りはそれが終わったあとにすっきりした気持ちで書きたいと思います。

明日以降はまた通常のグダグダ更新になりますので、引き続きお付き合いください。


1年前はこんなこと書いてました:
2006年06月04日 いよいよテスト
準備コースのテストはそこそこ良い成績でしたが、こっちのテストは散々な結果でした・・・。

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posted by gouk at 21:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | FIMBA総括
2007年06月04日

FIMBA総括 その6

イギリス時間: 6月3日 23:30

今日はあいにくの曇り空だったということもあり、家から一歩も出ずにぐうたらした生活をしていました。明日からは本格的に論文への取り組みを開始するつもりなので、今日が最後のぐうたら日・・・のはずです。

さて、今回の総括では、推薦図書の紹介をしたいと思います。FIMBAに入る前に読んだ本と入った後に読んだ本とごちゃ混ぜになっていますが、それぞれの本についてどういう場で活用できたかということに触れていますので、参考にしていただければ幸いです。

まずはスポーツビジネス関連の書籍です。

1. 「Jリーグ」のマネジメント―「百年構想」の「制度設計」はいかにして創造されたか 著者:広瀬 一郎

Jリーグの成り立ちとその後の10年について理解するための必読書です。スポーツイベントが巨大ビジネスとなったロス五輪とその後の発展などにも触れており、スポーツビジネスの入門書としても読める一冊だと思います。FIMBAのエッセイやプレゼンをやるにあたり、何度か本書から引用しました。

2. Jリーグの挑戦とNFLの軌跡―スポーツ文化の創造とブランド・マネジメント 著者:佐野 毅彦、町田 光

アメリカで最も成功しているメジャースポーツといわれるNFLと、Jリーグを含むフットボールの仕組みやコンセプトの違いについて読みやすい文体で簡潔にまとめてあります。アメリカと欧州との地域密着や社会貢献のスタンスの違い、スポーツの役割の違いなども読みながら知ることができます。この、アメリカ型vs欧州型というテーマは、リーグの競争率やクラブの二極化といった、Football and Financeで触れるような内容を理解する上で非常に重要です。もちろん本書だけでは足りませんが、きっかけとしては良い一冊だと思います。

3. トップスポーツビジネスの最前線―「勝利」「マ-ケット」「普及」のトリプルミッション 編著:平田 竹男、中村 好男

 トップスポーツビジネスの最前線-スポ-ツライテングから放映権ビジネスまで 編著:平田 竹男、中村 好男、いわさき ちひろ

 トップスポーツビジネスの最前線―勝利と収益を生む戦略 編著:平田 竹男、中村 好男
 
私が買った時講義の行われた年度をベースに2冊に分かれていたのですが、今は3冊になっているようですね。しかも値段がちょっと高い気が・・・。それでも様々な業界の著名人がビジネスについて分かりやすく語っているこの本は必読です。講義形式で書かれているので少々読みづらさを感じる部分もあると思いますが、逆に肩に力をいれず読めるというメリットもあります。スポーツビジネスと一口に言っても、実に多岐にわたるプレーヤーがいるということを理解することと、その中で自分がどう生きるのかということを考えるのにも役立ちます。エッセイやプレゼンでの使用はほとんどありませんでしたが、絶対に読んでいただきたいシリーズです。

4. スポーツMBA 編著:広瀬 一郎

スポーツビジネスの概要からマーケティング、IT、法務、HRと主にクラブの観点でビジネスに必要なものを網羅している一冊です。エッセイやプレゼンで活用できる類の本ではありませんが、この手の本が日本ではおそらく出たことがないということと、おおまかにクラブのビジネスの要点を理解するという点で読んでおきたい一冊です。あわせてプロスポーツクラブのマネジメント―戦略の策定から実行まで 著者:武藤 泰明もオススメです。

5. アディダスVSプーマ もうひとつの代理戦争 著者:バーバラ・スミット 訳者:宮本 俊夫

簡単に言えばスポーツビジネスにおけるビッグプレーヤーたる2企業の歴史について語られているのですが、何よりその内容の濃さと、スポーツビジネス界におけるプレーヤーの相関図が見えるということでオススメしたい一冊です。欧州フットボールビジネスに興味があるのであれば、この本は必ず読むべきだと思います。もちろんエッセイなどに使える要素はほぼ皆無ですが、W杯ビジネス30年戦争 著者:田崎 健太とあわせて読むと、業界のアウトラインやビジネスの実際を知る上で非常に役立ちます。

FIMBAへの入学が決定していて、時間があるという方は、以下の3点を読んでおければなお良いと思います。ただ、日本での入手は難しいので、こちらに来てから読むのでも全く遅くはありません。

- The Football Business (David Conn)
- Football Inc. (Craig McGill)
- The People's Game? (Stephen Morrow)

コネタとしては Football Confidential (Kevin Mousley他) という本が面白いかもしれません。


つづいて、娯楽本の類として読んでおいて役に立ちそうなものです。

1. ぼくのプレミア・ライフ 著者:ニック ホーンビィ、訳者:森田 義信

イングランドの熱狂的なフットボールファンというものを知るために読んで欲しい一冊です。Fever Pitchというオリジナル(洋書)もあるので、そちらを読んだほうが良いかもしれません。

2. CDブック フットボールの英語 Total Book 著者:カール・R・トゥーヒグ

参考に読む本というよりも、近くにおいておいて暇なときにぱらぱらと見るような感じのものですが、フットボールのゲームで聞かれるファンの応援歌(Chant)やスラングをここまでしっかり紹介している本は他にないと思います。シーズン前にこれで余計な知識を増やして、アンフィールドやグディソンに乗り込むと良いでしょう。

3. 川淵三郎 虹を掴む 著者:川淵 三郎

色々意見はあると思いますが、現在の日本フットボール界のトップが自分の言葉でJリーグの成り立ちとその思いについて書いているということで、個人的にはフットボールビジネスに関わろうと思うのであれば是非読んでおくべき本だと思います。

4. サッカー批評(全般) 双葉社

出版されているサッカー誌の中でも非常に内容の濃いもので、中にはプレゼンのネタになるような記事が多くあります。私も4冊ほどこちらに持ってきていますが、暇つぶしにも知識の習得にも役立つ良い雑誌だと思います。


その他、事前準備のために、グロービス・マネジメント・インスティテュートのMBA本シリーズを読んでおき、苦手なものは持参すると良いと思います。私はファイナンス、マーケティングの2冊にはかなりお世話になりました。アカウンティング、人材戦略なども日本語での参考文献として持ってくると良いかもしれません。

また、イギリスという国そのものに関する書籍を読むのも良いと思います。私の場合は故・森嶋通夫先生の本はかなり楽しんで読めました。もちろんその知識がそのままどこかで生きるか、というのは分かりませんが、知っておいて損はないですし、コースメイトとの話題のネタにもなります。話題のネタという点では、やはり音楽や映画も良く話に出てきます。映画が好きな人は邦題だけでなく英語の題名も知っておくと良いでしょうね。


さて、次回は現段階での私の個人的な感想を述べて、総括の第一弾を終えたいと思います。


1年前はこんなこと書いてました:
2006年06月03日 準備コース9週目終了
準備コースも前半戦が終わり、という頃でしたね。だいぶ慣れてはきていたと思いますが・・・。

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posted by gouk at 07:52 | Comment(0) | TrackBack(1) | FIMBA総括