イギリス時間: 10月1日 13:30
いよいよ10月になってしまいました。帰国日が刻一刻と近づいています。帰国準備のため、今日はリョウヘイの家でパッキングをして、だいぶ身軽になる予定です。あとは10月5日からの”イングランド北部をウロウロと回る旅”を残すのみ、です。
さて、今日のトピックはJ2リーグの経営状況についてです。昨夜、以前やってみようと思った、PDFのデータのExcel化を進めているうちに、なんとなく色々気になってデータいじりをしていたので、少々時機を逸している感は否めませんが、いくらかハイライトを列挙してみます。ちなみになぜJ2か?というのは、あんまりJ2がメディアで取り上げられないから、という単純な理由です。
収入の部:
・ 売上トップは柏で、32億4400万円、東京Vが21億4300万円で2位。
・ 売上最下位は水戸で3億4100万円と、柏の約10分の1。
・ 売上10億円未満は山形、水戸、草津、湘南、徳島、愛媛、鳥栖の
7チームで、半数超
・ 広告料、入場料、その他収益のバランスが最も良いのは札幌で、
それぞれ37.8%、30.4%、31.8%。
・ 入場料収入の割合が最も高いのは仙台で約42%(6億7500万円)。
・ 他方、入場料収入割合が最も低いのは山形の13%。
コストの部:
・ 営業費用が最も多いのは柏で、売上を越える34億6200万円。
・ 営業費用が最も少ないのは水戸の3億3800万円。
・ 選手・スタッフの人件費が最も多いのは柏の21億8800万円で、
営業費用に対する比率は約72%。
これはかなり高い比率で、J1・J2全てのクラブで最も高く、
J1に至っては70%を越えるクラブは皆無。
・ 絶対額で言うと、浦和、名古屋、横浜FMに次ぐ高さ。
・ J2覇者の横浜FCの人件費は5億2300万円、比率は40%。
収支の部:
・ 経常利益トップは水戸で、5100万円。
収入が最も少なかった水戸が利益を出しているということは、
所謂”身の丈経営”がしっかり出来ているということか。
・ しかしながらこれはJ2に降格がないという状況の産物かも
しれない。降格があれば、下位にいることの多い水戸のような
クラブは降格を避けるためのコストがかかるため、この規模で
収支をプラスにするのは相当難しいはず。
・ 経常利益でプラスになったのは6クラブ。
・ 損益が最大だったのは東京Vで、ダントツの9億円近い赤字。
これはJ1昇格を目指した大型補強のために支出がかさんだのだと
思うが、これが”投資=結果”にならないスポーツビジネスの
怖さだろう。
集客の部:
・ 総入場者数、平均観客動員数でトップに立ったのは仙台で、
平均収容率は74%。
・ 逆に最下位は水戸で、平均収容率はなんと13.7%。
・ 入場料収入を入場者数で割った”なんちゃって客単価”は、
仙台が4,670円でトップ、一方で徳島が949円で最下位。
順位と人件費の相関について少し述べると、J2はJ1に比べて、意外と使ったお金と順位がリンクしてます。例外は横浜FCの首位と鳥栖の4位、そして東京Vの7位くらいで、他は大体、使ったお金に応じた順位になっているように見えます。これがJ1になるとなかなか面白くて、横浜、名古屋、FC東京辺りは辺りはやや投資に対して結果が出ていないように見える一方、清水、川崎、G大阪、大分といったクラブはかなり善戦していると言えます。
J2では入場料収入の割合が仙台、札幌を除くとかなり低いようです。収入の”その他”の項目が何を指すのかが分からないのでなんともいえませんが、広告料収入に依存したクラブがチラホラと見受けられ、非常に危うい感じもします。入場料収入の増加は、その先のマーチャンダイジングおよび広告料の増加へ繋がる重要な要素だと思うので、やはりここに注力して経営するというのが、長期的な安定のために必要なのではと思います。
1年前はこんなこと書いてました:
2006年10月01日 1週目終了今まさに新入生の皆さんがこうした心境なのかもしれませんね。