2008年02月29日

いくつかまとめて

片道およそ1時間の電車の中では考え事をしているか本を読んでいるかのどちらかなんですが、最近読んだ本をいくつかまとめてご紹介します。

プレミアム戦略
遠藤 功

東洋経済新報社 2007-12-07
売り上げランキング : 1983

おすすめ平均 star
starプレミアムの源泉
starなぜ我々はプレミアムを求めるのか
star日本の企業に対する「提言」

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これは知り合いの方が読んで、なかなか良かったと聞いたので買ってみた本です。グッチやエルメス、フェラーリやレクサスなどの”プレミアム・ブランド”を例に挙げながら、何がブランドを”プレミアム”にするのか、を分かりやすく解説しています。

著者は”高価”、”希少”、”選別”の3つをキーワードとしてあげる一方、”つくり手のこだわり”とそのブランドを紡ぐ”ストーリー”の重要性を説いています。

私は常々、”本物志向”の消費者が増えているという印象を持っていて、今の会社でもボスとは良くこの辺りについて意見交換をしているのですが、今回『プレミアム戦略』を読んで、今まで感覚的に捉えていたことを、言葉で落とし込むことが出来たような気がします。ブランドやマーケティングに興味のある方には、プレミアムというものをざっと理解するのにはなかなか面白い本だと思います。


決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 (朝日新書 44) (朝日新書 44)
決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 (朝日新書 44) (朝日新書 44)國貞 克則

朝日新聞社 2007-05-11
売り上げランキング : 286

おすすめ平均 star
star「まさに、ストライクゾーン!!」
star基本をていねいに解説

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超、良書です。

MBAで企業の財務に関する勉強はしたものの、やはり英語で学んだということもあって理解度が低そうだなと危機感を覚えていたので、本屋に並んでいるのを衝動買いしたのですが、これが素晴らしく分かりやすい、面白い本でした。

損益計算書(PL)、貸借対照表(BS)、そしてキャッシュフロー計算書(CS)の3つの表がどう”つながって”いて、見るべきポイントはどこなのか、を極めてシンプルに、分かりやすく解説しています。この辺りの財務諸表についてシンプルな基礎知識があれば、電車の中ですらすらと読み進めることが出来ると思います。今の私の立場では、ある程度会社の財政状態を把握しながら進めるべきこともあるので、この本は非常に有用でした。いずれ読み返すと思います。


「言語技術」が日本のサッカーを変える (光文社新書)
「言語技術」が日本のサッカーを変える (光文社新書)田嶋 幸三

光文社 2007-11-16
売り上げランキング : 1161

おすすめ平均 star
starやっぱ駄目だこいつ
star考えてスポーツをしてみたくなる
starサッカーの窓から日本の精神と日本人の行動原理を解剖

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非常に簡単に言えば、「考える力」と「それを言葉にする力」を養うことが、ひいてはサッカーの強化に繋がる、というような話です。コーチ側の人間ではないものの、少年サッカーにかかわる仕事をしているという立場として、色々と考えさせられることがありました。


ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)
ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)梅田 望夫

筑摩書房 2007-11-06
売り上げランキング : 238

おすすめ平均 star
star英語は「読む」能力に特化。中国語は「聞く」「話す」能力に特化
star力が入りすぎ?
star「高く険しい道」と「けものみち」の違いについて

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著者の『ウェブ進化論』は非常に興味深く拝見し、印象も強く残っているのですが、本書はあまり印象に残らない本でした。唯一、「30歳から45歳という大切な時期を無意味に過ごすな」という部分は共感できる部分もありましたが・・・。


まだ、衝動買いして手をつけてない本がいくつかあるので、しばらく通勤時間の有効活用には困りそうにありません。


1年前はこんなこと書いてました:
2007年02月28日 Football and Law
Football and Law は、苦労しましたが非常に面白いモジュールでした。エッセイにはかなり悩まされましたが、それでも結果がついてきたこともあって、得たものは大きかったように思えます。そういえば、先日、とあるクラブの関係者の方とお話したのですが、そのときにヨーロッパサッカーの状況などを説明した際、ここで得た知識が生きました。何が役に立つかなんて、ホントに分からないものですねぇ・・・。

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2007年12月04日

三国志

大雨かと思ったら結構短い時間で止んでしまい、大きい傘を持って歩く羽目になったのですが、良く考えたらイギリスにいた1年はあんまり傘を使わなかったなぁ、なんて思い出しまして。あちらにいるときは大体傘をささないで、フード付のコートを被って濡れるのもなんのその、と歩いてました。なんであんだけずぶぬれでも大丈夫だったんでしょうね?雰囲気に呑まれていたのかもしれません。

さて、帰国してから約1ヶ月半が過ぎ、あっという間に12月を迎えてしまったわけですが、状況はさして変わりがありません。就職活動については進んでいるような進んでいないような、非常に微妙な状況です。なるべく近視眼的にならないように、良く考えて決めたいと思います。

今日も人と会って来たのですが、その後色々考えることもあったので、現実逃避気味に本屋に逃げ込んでみました。そこで購入したのは、実に小学校の頃に貪るように読んだ、吉川英治著の三国志でした。

三国志〈1〉 (吉川英治歴史時代文庫)
三国志〈1〉 (吉川英治歴史時代文庫)吉川 英治

講談社 1989-04
売り上げランキング : 3783

おすすめ平均 star
starとにかく面白い !
star血湧き肉躍る一大活劇
star日本人にとっての「三国志」の王道!永久に不滅です。

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三国志から始まって、水滸伝に行き、その後日本と中国の歴史小説を読み漁ったのが、大体小学校高学年の頃だったように記憶しています。同時に推理小説ブームも到来し、海外モノ(エラリー・クイーンとかアガサ・クリスティとか)を中心に良く読んでました。”原点に立ち返ろう”と思ったのかどうかわかりませんが、この『三国志』を見つけたとき、無性に読み返したくなってしまったわけです。そして読んでみたら無茶苦茶面白いんですよね、今でも。

と、少しリフレッシュできた気がします。(あと7冊ありますが・・・)

ところで、来週リバプールで行われる、大学の卒業式に出席することになりました。その手続きのために旅行会社と色々やりとりをしているのですが、スケジュールやホテルの調整が進むにつれて徐々に実感が沸き、久々にコースメイトと会えるというのが今から相当楽しみです。


1年前はこんなこと書いてました:
2006年12月04日 浦和レッズ優勝
”Jリーグには中位のクラブにインセンティブが無い”ということを書いてますが、今度からパンパシフィックチャンピオンシップというのが始まりますね。まぁ、これはリーグ中位ではなく、ナビスコカップの優勝チームということですが。実際のところこれが、クラブにとってどこまで”インセンティブ”であるのかがまだはっきりしませんが・・・。

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2007年11月19日

V字回復の経営

ちょっと疲れが出たので、今日明日は割とのんびりしたスケジュールにしてみました。

のんびりする時にやることといえば例によって読書なのですが、今日で三枝匡氏の3部作を読み終えました。

V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫)
V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫)三枝 匡

日本経済新聞社 2006-04
売り上げランキング : 1526

おすすめ平均 star
star我々につきつけられるものは
star戦略プロフェッショナルより(良い意味で)泥臭いです
star会社が傾く原因も、回復させる答えもあなたの中にある

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リバプール大学で"Managing Change"という企業の変革管理に関するモジュールがあったのですが、それは正直言って全然意味の分からないものだったんですね。まぁ、モジュールの進め方や評価方法がちょっと釈然としないところもあって、自分自身のモチベーションが低かったというのもあるのでしょうが、とにかく漠然とした印象だけが残る内容でした。

が、本書を読み進めるうちに、授業で聞いた話やエッセイ執筆に使った各種文献の内容を思い出し、ある程度解釈することができました。前2作と同様に、本書はストーリー形式で進められる企業の改革に関する内容ですが、戦略に加えて社員のモチベーションや責任感という、組織内部でも特にヒトの部分に関して多くの示唆に富んでいます。

読みすすめながら”自分だったら”、”今の自分は”と自問しているうちに、またしても強い危機感を覚えてしまいました。影響されやすい性格も問題ですね。しかし、本書を通じて感じる焦りや危機感は、本来持っているべきものであるのかもしれません。この三部作は、またいずれ読み返したい本です。


1年前はこんなこと書いてました:
2006年11月19日 二日酔いとエッセイ仕上げ
あっちの連中はやたらと飲むので、同じペースで付き合うと偉い目にあうんですよねぇ・・・。

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2007年11月18日

戦略プロフェッショナル

今日は随分寒かったですね。夕方頃に家でうとうととしたのですが、あまりの寒さに目が覚め、驚きました。

さて、今日また三枝匡氏の本を読み終えました。例によって小説形式で展開される経営参考書という感じで、実践と理論がいいバランスで描かれている良書でした。

戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫)
戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫)三枝 匡

日本経済新聞社 2002-09
売り上げランキング : 1520

おすすめ平均 star
starドラマであり経営を学べる
star三つの楽しみ方があります
star面白く、参考になる

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一番大事なのはとにかく、あっという間に読めてしまうことです。主人公が本書(は第一作目のようですが)30代ということで、私としてはその点でもすごく感情移入が出来るということもあり、本当に”楽しい”本です。一方で、実話に基づいた話である以上、私とそう年齢も変わらない人がこうした経験をしているのだ、というのは焦りにもつながります。自分は経営に近いところどころか、ペーペーの経験しかありませんから、筆者の”失敗が許される30代のうちに経験を積め”という言葉がより重く感じます。

経営者の内面的な葛藤をうまく描写することで、理論先行で頭でっかちになってもいけないが、経験だけで突っ走るのにも限界があるということを教えてくれています。前回読んだ『経営パワーの危機』に続き、またも非常にオススメの一冊です。特に20代後半〜30代前半の、何かしらの違和感(危機感まで行かずとも)を感じている方に是非読んでいただきたいと思います。


1年前はこんなこと書いてました:
2006年11月18日 パーティ
色々なパーティがありましたが、どれにも共通して言えるのは”とにかく連中は良く喋る”ということです。話題が豊富なんですよね、特に欧米の学生って。見習わないとなぁ、と思いました。

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posted by gouk at 22:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | これまで読んだ本
2007年11月13日

経営パワーの危機

FIMBAコースメイトのダイが京都サンガに就職を決めました。まずはおめでとう!ずっとクラブに就職したいと言っていて、見事に目標を達成したことは心底すごいと思います。私にも励みになるニュースで、本当に嬉しいです。これからが大変だとは思いますが、留学中も常に前向きに努力をし続けた彼のことなので大丈夫でしょう。彼の活躍を期待しています!

一方、私はというと、まだフラフラしています。ぼちぼち面接を始めるという感じでかなりスロースタートではあるのですが、気持ち的には帰国直後とは大きく変わっているので、自身に焦りはあまりなかったりします。良いご報告が出来るように頑張りますが、まだもうちょっとかかるかなと言う感じです。

さて、昨日勢いで購入した一冊を今日読み終えました。1994年に刊行された本の文庫版ですが、実に面白い内容ですぐに読みきってしまいました。

経営パワーの危機―会社再建の企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫)
経営パワーの危機―会社再建の企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫)三枝 匡

日本経済新聞社 2003-03
売り上げランキング : 1456

おすすめ平均 star
star主人公の成長を疑似体験
star経営を感じるために
star何度も熟読すべき本!

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現ミスミ社長の三枝氏がコンサルタント/ターンアラウンドスペシャリストとしての経験を元に書き上げた、小説形式の経営学参考書です。読みやすく、且つしっかり意識をして読むと様々な気づきをもたらしてくれる良書です。若くして倒産寸前の子会社を任されたビジネスマンの苦悩を通じて、”経営能力とは”という命題を分かりやすく説いています。経営学をかじった人もそうでない人も、平社員も管理職も、あらゆる層の人たちにオススメできる本だと思います。ただし、多くの人は危機感が募るのではと思いますので、そこは要注意かもしれませんね。

三枝氏は他にも2冊、同様の本を執筆しているようなので、明日にでも本屋で探してこようと思います。


1年前はこんなこと書いてました:
2006年11月13日 1,600
最初の頃のエッセイは苦労の連続でした。コースを通じて徐々に慣れていったのですが、最後は慣れてもどうしようもないくらいの量を課されて別な意味で苦しみました。

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2007年11月01日

ハーバード流 キャリア・チェンジ術

手抜き更新ですが、今日会った方からオススメされた本をご紹介。私も買っただけでまだ読んでませんが・・・。

ハーバード流 キャリア・チェンジ術
ハーバード流 キャリア・チェンジ術ハーミニア・イバーラ 宮田 貴子 金井 嘉宏

翔泳社 2003-05-17
売り上げランキング : 153536

おすすめ平均 star
star実践的
star米国人の事例に少し違和感が
star危険です

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1年前はこんなこと書いてました:
2006年10月31日 エッセイ査閲
グループでのエッセイ執筆は辛く長い道のりでしたが、楽しい作業でもありました。思えばこの時のグループが、コースの終盤まで大きな意味を持ちました。

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2007年10月27日

社員をサーフィンに行かせよう

台風のおかげでフットサルがキャンセルになってしまい、今日は家でのんびり読書をしていました。今日読んだのは、先日有楽町の本屋で偶然見つけた『社員をサーフィンに行かせよう(原題 Let my people go surfing)』という本です。

社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論
社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論イヴォン・シュイナード 森 摂

東洋経済新報社 2007-03
売り上げランキング : 2307

おすすめ平均 star
starすばらしい会社です!!
star「正しい行いだけが利益を生む」という経営理念
starタイトルに??

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以前、『ビジョナリー・ピープル』という本を読んだ時、アウトドアブランドのPatagonia社に関する短い記述があったのですが、それ以降同社に対して興味を持ちました。で、この本はPatagonia社の創始者でありオーナーであるイヴォン・シュイナード氏が自らの経験と理念を記しているということで、見つけてすぐに購入しました。

彼自身の生き方があまりに特殊なので、理念については共感しにくい部分もあるのですが、何より環境に対する意識の高さ(というかそれが全て)については、考えさせられる内容です。本の帯に書かれたエンドースでも、帝人の長島CEOが”「健康な地球がなければ、株主も顧客も、社員も存在しない」という言葉は、経営の最上位にある命題は何かを明確に示唆している”と、そのユニークでありながら、考えてみれば至極当たり前の視点を評価しています。

企業人としてではなく、一個人としても非常に考えさせられることの多い本です。”生き方”を考える上でも、参考になる本ではないかと思います。個人的には超オススメの一冊です。


1年前はこんなこと書いてました:
2006年10月27日 プレミアリーグの観客動員数減少
実際、よほどのビッグゲームじゃなければアンフィールドだって当日券でてるわけですしね。

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2007年10月18日

「発見力」養成講座

今日は留学前からお世話になっている方と渋谷でランチした後、お知り合いの方々を紹介していただいて結局夜までお付き合いいただいてしまいました。刺激的な話とおいしい料理をお腹一杯頂戴して、帰りの電車の中では色々とおいしい料理について考えることも多くありました。

というわけで、今日はややネタ無しの状態ということで、先日買った本の一冊をご紹介します。

ビジネスマンのための「発見力」養成講座
ビジネスマンのための「発見力」養成講座小宮 一慶

ディスカヴァー・トゥエンティワン 2007-09-13
売り上げランキング : 250

おすすめ平均 star
star刺激的な毎日への鍵
star星の王子さまの名言「物事は心でしか見ることができない」のビジネス版

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なかなかこれが面白い本でして、人と違った観点で物事を見るためにどうしたらよいか、ということを興味深い例を上げながら軽妙な書き口で書き上げてあります。ページ数もさほど多くないので、私は甥っ子に会いに行く途中の電車の中で読みきってしまいました。

簡単にまとめると、まずは物事に”関心を持つ”ことが大事で、関心を持ったら”疑問を持ち”、そして”仮説を立てて”からそれを”検証する”ことで、今まで見えなかったものが見えるようになる、ということです。また、”人は見たいものを見ようとす”傾向にあるため、先入観を取り払わないといけない、ということも書かれています。

実はこれ、多くの人が何気なしに実践していることなのでは、と思いました。ただ、ここまではっきりと説明できないというか、感覚的にやってしまっているのだと思います。感覚的にやっているということは、完全に意識して出来ていないということなのかもしれません。こうして明確にプロセス化されることで、より能動的に出来るようになるのかなと感じました。

しかし関心→疑問→仮説→検証という流れは、実に論文執筆と同じ流れですね。自分が関心を持ったトピックに関してコアとなる疑問を設定し、その疑問を解決する仮説を立て、様々な方法で検証するわけです。仮説はあくまで判断基準ですから、仮説が正しいか正しくないかという単純な結果は大した問題ではなく、むしろ仮説が正しかったらどうなのか、という考察こそが重要だと言われます。

また、本書後半の問題解決能力に関するパートも秀逸です。実に様々なTipsが掲載されている本書は、簡単に読みきれるそのサイズとは裏腹に、多くを考えさせられる良書だと思います。通勤時間にちょこっと、で読んでみてはいかがでしょうか。


1年前はこんなこと書いてました:
2006年10月18日 Theatre of Dreams
バックスタンド2階席で40ポンド(今のレートで9000円)でしたか・・・。ホントにチケット価格はどうにかならないもんでしょうかね。

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2007年07月28日

ビジョナリー・ピープル

イギリス時間: 7月27日 22:30

友人に勧められて読んでいた、『ビジョナリー・ピープル』をやっと読み終えました。論文の文献も読まずに何を、という感じですが・・・。

ビジョナリー・ピープル
ビジョナリー・ピープルジェリー・ポラス スチュワート・エメリー マーク・トンプソン

英治出版 2007-04-07
売り上げランキング : 1091

おすすめ平均 star
star成功者の普遍的な共通項を見る
starビジョナリーカンパニーには届かない?
starビジョナリーな人たちからのメッセージ

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帯には「自分の道をすすむ勇気が沸いてくる」なんて書いてあって、少し怪しげな本かと一瞬不安になったりするのですが、内容は膨大な量のインタビューをベースとした、至極まっとうな本です。言い回しが難解でよく理解できなかった部分も結構あったのですが、これは和訳されたものだからかもしれません。

この本の目的は、まず世間的に考えられている成功というものと、成功者の成功の定義とのギャップについて触れ、所謂富や名声といった外部からの評価を基準とした成功は、成功者と呼ばれる人たちにとっては成功したかどうかの判断基準とはならず、(個人差はあれど)彼らは自分にとって意味のある人生を送ることこそが本当の意味での成功だと考えている、ということのようです。非常に簡単に言えば、周りがどういおうと自分が正しいと信じることに没頭していくことが大事だよ、ということですね。

筆者は成功者と呼ばれる人たちのインタビューを元に、意義、思考スタイル、行動スタイルという3面から本書をまとめています。多くはインタビュー対象者の逸話だったり人生観だったりというところに触れており、その中から共通する部分を筆者がまとめるというスタイルです。先にも触れたとおり、私には読みづらい部分が多々あり、そのために読み終えるまで結構時間がかかってしまったのですが、内容はそれほど難しいものではありません。

読み終えて「自分の道をすすむ勇気が沸いて」きたかどうか、といわれると良くわかりません。私の場合は既に自分の道をすすまざるを得ない状況になっているので、いまさら勇気も何もという感じもするんですね。(笑)

ただ、少なくとも自分が考えていること、自分が本質的に興味を持っていること、そしてその意義というものについて、少し考えるきっかけをもたらしてくれたとは思います。そして自分がスポーツ業界、特にフットボールというものに関わりたいと感じた原動力は、いくらか成功者の皆さんのそれに近いものがあるなぁ、と感じました。能力の差はあれ、あとはやりぬくか途中で諦めてしまうかだけの差なのかもしれません。

正直、読みながら楽しいと思うような内容ではないかもしれません。何言ってんのよ、という風に読んじゃう人もいるんじゃないかなと思います。しかし自分の行動と照らし合わせながら、頭を働かせながら読むと、色々と感じることも多いように思えます。そんなわけで、岐路に立って悩んでいる人にはオススメの本です。


1年前はこんなこと書いてました:
2006年07月27日 統計学その後
今日、アンケートの分析結果を一通りまとめ終わりました。あとはこの結果から何をすべきか、をまとめないといけません。

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2007年02月14日

敗因と

イギリス時間: 2月13日 25:00

コースメイトの誕生日が近いということで、近所のパブで飲んできました。前日夕方に告知したにも関わらず、実に多くのコースメイトが集まって、思いのほか盛大な飲み会になりました。

さて、今日は一日フリーだったのと、両親からの救援物資が届いたので、かなりのんびりすごしました。課題が進んでいないのはこの際見て見ない振りです。

物資の中には頼んだ本が何冊か入っていて、そのうち一番興味があった、『敗因と』を読みました。なかなか読みやすい本で、興味深い内容ではありましたが、一方で内部告発的なものは今ひとつ読んでいて気分が良いものではないなぁ、と思ったりもしました。

内容は、ドイツワールドカップでの日本代表が、実質チームとして崩壊しており、自身で失敗へ導いた、というようなものです。(かなりザックリ)

中田英寿選手の孤立、チームの小グループへの分裂、FWとDFとの意見の不一致、口を出さない指揮官などなど、4年に1度のワールドカップがこのような混乱の中で幕を下ろしたというのは、本当ならば非常に残念なことです。大会期間中もこの手の話は記事として上がっていましたが、本書はそれを更に深く掘り下げ、検証しています。検証されてはいますが、内容が内容なだけに、匿名の証言も多く、私は「信じるも信じないも読者次第」という気持ちで読み進めました。

読めば読むほど悔やまれて、すっきりすることがない本だと思いますが、ドイツワールドカップで日本代表に声援を送った方には、振り返りの意味も込めて是非読んでみてもらいたい一冊です。

敗因と
敗因と金子 達仁 戸塚 啓 木崎 伸也

おすすめ平均
starsジーコジャポン
stars金子達仁の不幸、日本のサッカーライティングの不幸
stars逃げたな
stars
starsジーコジャパンへのレクイエム

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1年前はこんなこと書いてました:
2006年02月13日 えいご漬け
えいご漬けのTOEIC対応版とかって結構いいアイディアだと思うんですが、全然実用化の噂もありませんね。(笑

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2007年01月05日

マーケティング2.0

イギリス時間: 1月4日 25:00

昨日はちょっと奮起してエッセイを一本書き上げたのですが、今日はなんだかなかなか集中できず、風邪気味なのも手伝って昼食後は寝てばかりいました。夜に起きてから少し作業をしたものの、予想をはるかに下回る生産性です。明日は久々に学校に行ってクラスメイトと会うことになりそうなので、そこで喝を入れてもらってきます。

今日は久々に、読んだ本の紹介です。

マーケティング2.0
マーケティング2.0磯島 大 廣中 龍蔵 関 信浩

翔泳社 2006-08-10
売り上げランキング : 15148

おすすめ平均 star
star丁寧でわかりやすい解説
star現場の方々に
starマーケターじゃなくても読む価値あり

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この本は私のような聞きかじりの人間でも、Web2.0時代のマーケティングについて理解が深まる、良書だと思います。白眉なのは、ウェブ2.0だ口コミマーケティングだと盛り上げておいて、柿原正郎氏(関西学院大学商学部専任講師)がしっかりと冷静な見方を提示している辺りだと思います。個人的に、最近アカデミックな文章を読むことが多いせいか、柿原氏の文章は特別読みやすく、かつ参考文献が豊富なのでその先を調べるのにも大変助かります。

一方、この本を読んだ後に「Webマーケティングの入門教科書」というのを読んだのですが、こちらは途中から完全に流し読みでした。もちろん入門教科書としては良いのかもしれませんが、ちょっと色々詰め込みすぎ?で物足りない印象を受けました。基本的なアイディアを出すという意味では、参照すると良いかもしれません。

Webマーケティングの入門教科書―高い成果を生み出すためのマーケティング/広告/プロモーションの手法とは
Webマーケティングの入門教科書―高い成果を生み出すためのマーケティング/広告/プロモーションの手法とは田中 あゆみ

毎日コミュニケーションズ 2005-12
売り上げランキング : 59564

おすすめ平均 star
star具体的な手法や手順が示されている
starまさに教科書
starWebの登場によるマーケティングの変化

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2006年06月15日

虹を掴む

4062126761川淵三郎 虹を掴む
川淵 三郎
講談社 2006-05-30



先日読み終わったのですが、タイミングがタイミングなだけに非常に偏った感想かもしれません。というのは、本書の後半は日本代表と監督人事に関するものだからです。

もともとジーコ監督には疑問、というスタンスでこの4年間代表を見てきましたが、この本を読むと「ジーコでよかったのか」とか思ってしまいそうです。実際、一番近いところにいる人が「こうだから素晴らしい」「ああだから素晴らしい」と書いていると、なんだかいいような気になるもんです。

印象深い点の一つに、「ジーコは監督経験が無い」という批判についてのキャプテンのコメントがあります。

ジーコのことを「監督経験がない者に、なぜ代表を任せる」という人もいる。これには全く笑ってしまう。仮にそうであったとしても、4年もあれば、一人前の監督になるには十分だ。

川淵三郎 虹を掴む p.262

この後に”鹿島で実質上の監督だったのだ”というフォローはあるものの、これって全然説得力がないと思うのは私だけでしょうか。ならば「よそで一人前になってから来ておくれ」と言いたくなってしまいます。

また、文中で川淵キャプテンがジーコの強運にたびたび触れるのも、私のようなアンチには「結局運なのでは」という印象が強まって逆効果です。さらにこれを読んだ直後にオーストラリア戦を見てしまうと、なんともいえない気分になります。

その他、本書にはJリーグの歩みやクラブ破綻の裏側、ナベツネこと渡辺読売新聞社長(当時)との論戦の歴史などが含まれており、Jリーグを初期から見ている人にはとても興味深い内容であることには間違いありません。しかしながら個人的には、前述のジーコの項を読むに辺り、ワールドカップが終わってから読むことをオススメします。

#しかしジーコが本当に”強運”だとすると、今のような状況こそ
#”待ってました”というような状況なのかもしれませんね。

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2006年04月09日

ザ・マインドマップ

4478760993ザ・マインドマップ
トニー・ブザン 神田 昌典
ダイヤモンド社 2005-11-03


買ってきました、マインドマップ本。まだ読み途中なのでレビューという感じではなく、頭の中で思っていること、疑問点などを含めて書いてみます。

本書は会社時代の後輩にオススメしてもらったので、渋谷のBook1stで購入しました。立ち読みした感じでは正直「自分には合わないかも」という感じがして、購入に至るまで少々悩みましたが、知ってマイナスになる内容でもなさそうなので決断しました。

本書ではマインドマップの生まれた経緯や、脳は如何にして記憶をするのかというメカニズム、さらに実際の例を交えたマインドマップの書き方とその応用について書かれています。私は冒頭の薀蓄については飛ばし読みするような感じで読み進め、今まさにマインドマップのルールや書き方について読んでいるところです。

読んでみて分かったのは、私がマインドマップだと思っていたものは”にせ”マインドマップで、著者が言うところの”マインドマップは色や立体のイメージ(絵)を使って視覚を刺激するので、単色で単調な直線形のノートよりも、脳が受容し、記憶しやすい。”という効果は全くもって生まれていなかったということです。

ただ、本書で紹介されているようなイメージと創造性に富んだカラフルなマインドマップが、果たしてどこまで講義のノートテイキングに活用できるかというところはまだはっきり想像できません。明確なのは、相当の訓練が必要だということと、私にそれをやる時間はたっぷりと用意されている、ということです。

また、私は”マインドマップは他者にも理解が出来るもの”と理解していましたが、おそらくほとんどのケースではこれは達成されないと思います。あくまで自分の脳に蓄積された情報を、キーワードやイメージが刺激をし、引き出すためのもので、ノートと言うよりは暗号に近くなるような気がします。なので、例として用いられている実際のマインドマップなどは、正直理解ができません。そしてそれが立ち読みをしていて”こりゃ違うかも”と思わせる要因でもあると思います。
(ノートの元になっている講義を一緒に受けた人なんかは、ある程度近いイメージを引き出すことはできると思います。)

明日から早速試していきたいと思いますが、最初はブレーンストーミングのツールとして使ってみて、書き方そのものに慣れていく必要がありそうです。

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2006年04月01日

天使と悪魔

4047914568天使と悪魔(上)
ダン ブラウン 越前 敏弥
角川書店 2003-10-31


こちらも『ダヴィンチ・コード』の著者、ダン・ブラウンの作品です。『ダヴィンチ・コード』の主人公でもあるロバート・ラングドン教授がバチカンで活躍するお話で、相変わらず息もつかせないスピーディな展開が魅力の小説です。

内容はあくまで小説としてごらんになったほうが良いとは思いますが、『ダヴィンチ・コード』がお好きな方は楽しめるんじゃないかと思います。ただ、個人的にはやりすぎ感もかなり感じてしまい、『ダヴィンチ・コード』ほどの面白さは見出せなかったというところです。

こちらの作品も『ダヴィンチ・コード』の映画化が大成功におわれば、もしかしたら映画化されるかもしれませんね。

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2006年03月30日

ダヴィンチ・コード

4042955037ダ・ヴィンチ・コード(上)
ダン・ブラウン 越前 敏弥
角川書店 2006-03-10

by G-Tools

通学電車で目の前に立ってた人が読んでいたので、一緒に読みました。はい、どうみても単純な覗き見です。

私はダヴィンチ・コードを、昨年出たての頃に父親から借りた洋書で読んだのですが、今日この和訳版を覗き見て、いくらか訳文に違和感を感じました。とはいえ、無理して読んだおかげで、かなりの部分を理解していないと思いますので、あんまり偉そうなことはいえません。

一時期大流行したTVドラマの24(Twenty-Four)のようなリアルタイムのハラハラドキドキ系エンターテイメントです。正直、巷で話題になっている、本作の根拠になっている事柄の信憑性とか世間的な評判とかは良く分かりません。こういう説もあるのね、というような軽いノリで、作品のスピード感とか驚きとかを純粋に読むのが正解だと思います。多分、色々とご存知の方は、時代考証の誤った歴史ドラマを見てしらけるような状況になるんだろうと思いますが・・・。

5月の映画公開を控え、単行本にもなっているようですし、まだ読んでいない方は読んでみることをオススメします。

ちなみに、ダン・ブラウン氏の小説は似たような手法で書かれているため、実は一冊読むとその後は展開が予測できてしまう、というようなことが起こります。私もダヴィンチ・コード以外の作品を2点読みましたが、どちらも気持ち的に本作ほど盛り上がりませんでした。その点からも、ダヴィンチ・コードを最初に読むことをオススメします。

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2006年03月28日

日本人の英語

4004300185日本人の英語
マーク ピーターセン Mark Petersen
岩波書店 1988-04

by G-Tools

ライティングのクラスで一緒だったカズ君オススメの一冊。曰く「冠詞の章を読むだけで人生に転機が訪れます」

名前だけ見ると英語の参考書のようですが、これは読み物です。しかし勉強になることは多く、実際、冠詞に関してだけじゃなく、あらゆる「文法的障害」に対する自身のパラダイムシフトが起こる名著です。英語に興味がない人でも楽しめる本だとは思いますが、英語を”そこそこ”やった人にこそ面白みがわかる本でしょう。

著者のマーク・ピーターセン氏は、本書を読む限りでは日本語をかなり高いレベルで理解しているようです。そのため、端々に出る”日本人的思考”に関する指摘は、ポイントを見事に当てている印象があります。

文章もユーモア満載のため、読むのは全くもって苦になりません。留学を考えている人は必読、そうでない人も読み物として楽しんで読めると思います。一方、英語に関する本ですので、言語そのものに全く興味のない人は面白くないと思いますが・・・。

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2006年03月05日

Jリーグの挑戦とNFLの軌跡

458303881XJリーグの挑戦とNFLの軌跡―スポーツ文化の創造とブランド・マネジメント
佐野 毅彦 町田 光
ベースボールマガジン社 2006-01


主にドイツの地域密着型スポーツクラブと、世界一成功しているスポーツビジネスと言われるNFLでのアメリカ型リーグ運営について説明しています。時折出てくる「日本人論」みたいな部分はちょっとごり押しに見えなくもないと感じましたが、それでもNFLについてはほとんど無知だった自分にとっては新しい発見が色々とありました。

本書によれば、アメリカの四大スポーツは学校が選手育成の基盤で、ヨーロッパのサッカークラブは育成からすべて自前でやっている、という違いがあるとのこと。この点について、私は恥ずかしながら認識していませんでした。(アメリカの四大スポーツについての知識がなさすぎ)

地域密着の形も、ヨーロッパ型の「地域に根ざしたクラブ」という考え方と、アメリカ型の「地域に地理的に根ざしているわけではないが、社会貢献に力を入れている」というものとの対比もなかなか面白いところです。勉強になりました。

また、巻末の川渕キャプテンのインタビューもなかなか良い内容でした。スポーツビジネスを志す人には、なかなか良い一冊だと思います。

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2006年03月04日

オシムの言葉

4797671084オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える
木村 元彦
集英社インターナショナル 2005-12


JEF千葉の監督で、その独特の言い回しが話題になっているイビツァ・オシム氏の半生を、以前から旧ユーゴ関連の本などを執筆しているライターの木村元彦氏が書き上げた一冊です。私がオシム監督の言葉として思い出すのは、新人選手の保護者を前にして言ったとされるこの一言です。

あなたは息子さんを”最後まであきらめずに走る子供”に育てましたか? そうでなければ期待しない方がいいでしょう。もしそうなら、私が責任をもって育てます。

本書にはオシム監督の激動の半生もさることながら、現在のJEF千葉に何をもたらし、彼を取り巻く選手、スタッフはどのように変わったのかなどが、様々なエピソードを交えて紹介されています。個人的には佐藤勇人選手のエピソードはなかなかジーンとくるものがありました。

もしオシム監督のことをご存知であれば、この本を読まれたらきっと良いと思います。そしてサッカーファンなら、フクダアリーナに一度は行ってみようと思うのではないでしょうか。

関連リンク:
オシム語録 http://www.so-net.ne.jp/JEFUNITED/goroku/

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2006年03月01日

国家の品格

4106101416国家の品格
藤原 正彦
新潮社 2005-11


話題の本なので買ってきてみました。

読んだ後すぐに”賛否両論ありそうな本だな”と思ったものですが、内容は「日本は論理だけでなく、情緒と形というそれ以外にとても重要なものを持っている」ということをベースに、「論理だけの世界がいかに脆弱で」あり、「このままでは世界が危機に瀕する」ため、「国際社会に日本人が持つ情緒だとか形だとかを伝えていくことが必要」であるようなことが書いてあります。かなり大雑把ですが。

読むほうとしてはちょっとしたユーモアも含まれているため、サラッと読むことができて良いと思います。ただ、ちょっと一方的な決めつけかなと思う部分も多いように見えました。なので、私のスタンスは「全体として賛成とは言えない」です。内容は面白いと思うことが多かったですけれど。

私も最近の「モラルなきマネーゲーム」には辟易する部分もありますが、一方でアメリカ的なスタイルが入ってきたことにより、個人の価値観の多様化を促進したことも事実だと思いますし、また、実力主義が(大企業病というものを考えると)言われるほど悪でないとも思っていますので、古き良き(?)日本人を取り戻すことが必ずしも良いこととは思えませんでした。

ただ、国際人たる資格として、文化や歴史、芸術に深い造詣があるという点を強調し、語学教育は二の次だとおっしゃっているのには共感し、反省しました。言葉がしゃべれても内容が伴わなければ底の浅さが知れる、というのはこれから留学をしようとしている人間として、真摯に受け止める必要があるなと感じました。はっきり言ってしまえば著者の言うように「黙っていれば何か含みがあるんだろうと判断され」るようなことはなく、しゃべれなければしゃべれないで「こいつには何を言っても無駄」と判断されることのほうが多いというのが私の少ない経験からの意見ですが、他を放り出して語学だけやってもダメよ、というのは大賛成です。どちらもできてしかるべきだ、ということですね。(自分ができていないのに偉そうですが・・・)

2〜3時間もあれば読めてしまう内容ですので、ご興味のある方は読んで損はないと思います。

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2006年02月25日

ウェブ進化論

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
梅田 望夫
4480062858


本気でオススメです。特にITな皆様には是非ご一読いただきたい本ですね。内容はWeb2.0って一体何で、これからどういう変化が訪れるのか、そしてブログなどのツールにより情報発信が容易になると、これまでの情報の流れがどうシフトするのか、というようなことが書いてあります。Googleという全く新種の企業と、Microsoftなどの従来型の企業を比較するような記述もあり、非常に興味深い内容になっています。是非、是非読んでみてください。

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