イギリス時間: 3月27日 23:30
ついにFootball and the Lawも終わってしまいました。残すは金曜日のSports Marketingの授業のみですが、私は選択していないので(出席しますが)事実上全てのモジュールが終わったことになります。早すぎる・・・。あとは金曜日提出のエッセイと、イースター休暇明けの4月末にプレゼンが一つとLawのエッセイが一つ、そして修士論文を書いて留学生活はおしまいとなる予定です。
最後のLawのクラスは、スポーツとEU法に関わる話題でした。前半はあまりピンと来ませんでしたが、後半は非常に面白い内容で、そのおかげでイースター休暇明けのエッセイの題目も決めることができました。
何を勉強したかというと、現在のフットボールビジネスにEU法、特に独占禁止法がどの程度影響しているか、ということです。アメリカではリーグスポーツというのは特別扱いを受けていて、一般企業では明らかに独禁法に引っかかるようなことも、特例として許されているという話です。
しかし欧州では、スポーツであるが故の特例というのが実はそれほど認められておらず、選手の契約問題、放映権取引、クラブのチケット販売や移籍の仕組みなど、法に触れる可能性のあるものが多々あるということを学びました。特に私が興味を持ったのは、所謂「欧州スーパーリーグ構想」をFIFAやUEFAなどの団体が圧力をかけて止めることが出来るか、という点です。
このスーパーリーグというのは、欧州各国のトップクラブが集まって、国家横断的なリーグを作ろうというアイディアです。例えばイギリスのビッグ4、スペインのビッグ3、イタリアのビッグ3・・・といった、いわゆるビッグクラブが集まって、現在のチャンピオンズリーグのようなカップ戦ではなく、通年のリーグ戦を開催しようじゃないか、というものです。1998年にメディア・パートナーズという会社がG14と呼ばれる「ビッグクラブによるビッグクラブのための集まり」に提案したもので、要するに「でかいクラブが集まればお金ももっと集まってくるから、小さいクラブは放っておいて自分達だけで分け合えるようにしようよ」という感じのものです。
これはBreak-away Leagueとも言われていて、要するに国家別のリーグを切り離して作るもので、人気チームが離れた後のリーグがどうなるのか、FIFAやUEFAとの関係はどうなるのか、他色々な問題点が出てくるわけです。この計画がポシャった理由には、小さなクラブの反対もありますが、FIFAやUEFAの強い反対というのももちろんあり、彼らは「自国リーグを脱退したクラブには欧州で行われるいかなる試合への参加も認めない」とか「スーパーリーグでプレーする選手には国際試合(ワールドカップなど)への参加を認めない」などと言っているわけです。
問題は、これがまかり通るのか、ということです。まかり通るのであればなぜか。FIFA、UEFAはこれをどう”正当化”するのか。そしてこれが私のエッセイのトピックにもなります。
現在パッと見た限りでは、EU法がスーパーリーグの設立を法的に阻むことができるとは思えません。問題があるとすれば、設立後の仕組みづくりの段階のように思えます。もちろんこれから文献を調べていきますが、FIFAやUEFAに前述のような”脅し”を実際に行うだけの権限が認められるとも思えないんですね。
もちろん、これはビジネスとしてスーパーリーグがどうか、の観点ではありません。ビジネスとしてどうかといわれれば、現在私がわかっている事実だけで言えば、ある程度アメリカンスポーツ的な仕組みを取り入れてリーグ設計をすれば、大きな成功を収めると思います。ただ、その犠牲になる関係者がものすごいたくさんいて、スーパーリーグに参加するクラブのファンでさえ不利益を被ることになるかもしれない、などということが懸念されます。と、ここはエッセイの範囲外なので、時間があるときに自分で調べてみることにします。
1年前はこんなこと書いてました:
2006年03月27日 3/17(金)下見旅行7日目:帰国帰ってきました。そしてこの頃にはPMPがスタートしてましたね。
posted by gouk at 07:58
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日記